千駄ヶ谷駅から徒歩5分ほど。閑静な住宅街の一角に、パステルカラーが印象的な企業主導型保育所「未来のピース保育園」を2019年6月にオープンした。今月16日には保育園の開演を記念し、内覧会と園の関係者や地域住民が保育園のエントランスの外壁をペイントするイベント「HAPPY WALL PROJECT」も行われた。
楽しそうにエントランスの外壁にペイントしていく、地域の子どもたち
エンタメの力を、子どもたちの成長に活かす
未来のピース保育園は、アソビシステムと「未来のストーリーを創る」を理念に東京・埼玉・神奈川で現在7園の保育施設を展開しているエデュリー(Edulead)が共同で立ち上げたもの。同保育園は、内閣府が待機児童の解消を目的にすすめている「企業主導型保育事業」の助成を受けて設置。対象となるのは、生後4ヶ月から就学前の子どもたち。定員は12名(0歳:3名、1歳・2歳:6名、3歳:3名)を予定しているという。
エデュリー代表の菊地翔豊は未来のピース保育園について、「園名には、色彩豊かな世界で健やかに成長して欲しいという思いと、子どもたちの個と多様性を尊重する場でありたいという願いが込めてあります。この街に合った形で、個性を大事にしたこどもたちを育んでいけたら」と意気込みを語った。
保育園はアソビシステムにとって、異業種の領域。なぜ、エデュリーと共同で立ち上げることにしたのか。アソビシステム代表の中川悠介は意図をこう語る。
「普段はアーティストやモデルのマネジメントなどをしていますが、エンターテインメントの力を違う分野で活かしていきたいと思っていました。原宿のカルチャーを育てて発信している会社なので、原宿の街に根ざした形でこどもの成長に貢献していけたらと思っています」(中川)
未来のピース保育園の最大の特徴と言っていいのが、ポップな色使いだ。ここにアソビシステムの強みが存分に活かされている。保育園のビジュアルプロデュースには、アソビシステム所属で原宿の“カワイイ文化”を軸に世界で活躍し、「未来はカラフル!」というメッセージを次世代に向けて発信している増田セバスチャンが手がけている。