新社会人が「退職後のために」避けるべき5つの行動

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3. 老後への準備をすぐに始めない

よく「時が味方してくれる」という言い方をするが、これは100%正しい。数学は嘘をつかない。退職後に向けて貯蓄を始めるのは、早ければ早いほどよい。例えば、毎月100ドルを定年退職する65歳まで毎月貯蓄に回すとする。年利が同じ7%だった場合、25歳から始めた人と35歳から始める人が定年までに貯蓄できる金額には、2倍近い差がつく。

また、すぐに貯蓄を始めないことと同様に大きな間違いは、勤務先が企業型確定拠出年金制度を導入しており、掛け金を出してくれるにもかかわらず、それを利用しないことだ。

4. そもそも貯金をしない

水を飲むことや運動することと同じように、節約も習慣だ。それでも米国の労働者の80%が貯金をできず、毎月給料を使いきるような生活をしている。

「もう少ししたら始める」というのは、危険なゲームだ。そして、多くの若者たちがこの間違いを犯している。たとえ少額でも、今すぐ貯金し始めるべきだ。「まず自分自身にお金を払う」ことを習慣にする必要がある。給料日に毎月いくらかを、利率が少しでも高い口座に移す設定などをしておこう。

5. 「資産」の増減を把握していない

自分がお金に関して正しい方向に進んでいるかどうかを把握するためには、常に現状を確認しておく必要がある。そのために最も重要なのは、あなたの純資産がいくらあるのかを知っておくことだ。資産から負債の額を差し引くだけで、簡単に割り出すことができる。

時間の経過とともに純資産が増え続けているなら、健全な状態を保てているということだ。新卒者の大半は、この金額に注意が向かない。だが、働き始めたらすぐに、計算し始めるべきだ。

編集=木内涼子

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