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スポーツ哲学者のエミリー・ライアル博士は、ニューヨーク・タイムズ紙への先週の寄稿で、優れたスポーツに要求されるものは「高い技能」、「結果の不確かさ」、「最後の瞬間に向け高まるドラマ性」の3つのみであり、ジェンダーや性別は無関係だと指摘した。

ライアルは、女子スポーツへの関心の薄さの根本原因はスピードや力ではなく、性差別だと主張。試合の質の面で劣る女子チームがあることを認めつつも、それも性差別が原因だと記している。女性の報酬が低いため、長時間のトレーニングに投資する価値が下がるというのがライアルの意見だ。また、少女が少年と同じようにスポーツに打ち込むことを阻む社会的圧力もいまだに存在する。ライアルによれば、多くの国では少年リーグでは無料なのに、女の子は金を払わなければ試合ができない状況にあるという。

これは「鶏が先か、卵が先か」といった状況に思える。女子が男子と同じ報酬を得ていないため、女子の試合には敬意が払われず、収益は減る。収益が少ないため、女子選手の報酬は低いままだ。

この悪循環から抜け出す方法はひとつしかなさそうだ。女子選手への敬意を持ち、その技能や成功に見合った報酬を支払い始めよう。

編集=遠藤宗生

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