同スペースはロンドン、マドリード、サンパウロ、ソウル、テルアビブ、ワルシャワの6拠点で開設されており、東京は世界で7番目のキャンパスとなる。
東京にGoogle for Startups Campus(以下、Campus)を開設することについて、Google for Startups Partnerships Managerのマイケル キムは、「日本は機械学習、AI、ハードウェアの分野において先進的であり、特別なスタートアップエコシステムもある。また、若い世代には優秀な人材がいて、イノベーションの源泉とになる人物がいる。Campusが次世代の起業家を生んでいくことは間違いない、と確信している」と語った。
4550件の仕事を創造し、累計調達額は8億ドルにのぼる
Campusはアーリーステージ、グロースステージのスタートアップを対象に、コミュニティの構築やメンターシップなど学びと成長の場を提供する取り組み。マイケルはCampusのことを「起業家やVCなどが一堂に会するハブ」と語り、両者のネットワーキングを促進することで事業アイデアが共有され、次世代の起業家が生まれやすくなるという。
グーグルはCampusを通じて、ワークスペースやコラボレーションエリア、会議室などはもちろんのこと、コミュニティで開催されるイベント、スタートアップの経営者への研修プログラムを提供。スタートアップがグローバルで活躍するための支援を行っている。
2018年、世界各国のCampusを通じて創造された仕事の数は4550件、スタートアップの累計調達額は8億ドルにのぼるという。またマイケルが「最も誇らしい数字」と言って披露したのが、メンタリングの数だ。
「Campusでのメンタリングの人数、時間は年々大きくなっている。2018年、メンタリングを受けた人数は1万4000人だった。これは素晴らしいことだと思う」