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La redazione di Forbes.

「ポメラート」CEO、サビーナ・ベッリ(Pascal Le Segretain/Forbes Italia)GettyImages

イタリアの高級ジュエリーブランド「ポメラート」は、日本でもファンが多い。「女性が自分自身のために購入するジュエリー」というブランドを確立し、自立した女性をイメージしたジュエリーを作り続けている。今年3月8日の国際女性デーには、女性の社会進出やソーシャルインクルージョンをテーマにキャンペーンを行い、日本からは道端ジェシカ氏が参加した。

「フォーブス・イタリア」から、最高経営責任者(CEO)サビーナ・ベッリインタビューの翻訳許諾を得た。以下全文を掲載する。


サビーナ・ベッリ。ミラノ出身、パリ在住。彼女が築いてきた成功者のモデルケースともいえるキャリアは、祖国イタリアの外から始まった。

世界をリードする高級ブランドグループLVMHで重要ポストを歴任。2012年からは「ブルガリ」のエグゼクティブ・バイスプレジデントを務める。そして、彼女が香水、シャンパン、ダイアモンドと、ハイエンド商品のマーケティングやパブリシティの世界で築いてきた業績は2015年、高級ジュエリーブランド「ポメラート」のCEO就任という形で結実した。

彼女に関するメディアの露出は数多い。ある時、キャリア女性をテーマとした討論会に招かれた時のことである。これまでの経験について語っておきたいことを聞かれ、こう答えた。

「もしできるなら、本を書くのもいいかもしれないですね」

その後有言実行、『D come DONNA C come CEO, dizionario di leadership al femminile(『ドンナ〈女性〉のD、CEOのC──女性のためのリーダーシップ辞典)』(Roiedizione刊)という本が上梓されたのは2018年11月のことだ。

書いた本は「ビジネス会話読本」のようなもの

──ご著書は、簡潔で具体的、かつ書きぶりもすばらしい。ひと息に読めてしまうのですが、作家としてやっていく夢もお持ちなのでは。

この本はむしろ、証言であり、字引き語録であり、経験や思考のマニュアル、ビジネス会話読本のようなものと考えています。もちろん、フランス語版も出たりすることがあったらうれしいですけれど。作家への道がまったくありえないとも言えないですけどね。観察するのが好きだし、出会う人たちのそれぞれに違った人間性を描写するのも好きです。けっこう辛辣なことを書いてしまったりもするんですけれど。


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──あなたは「インテリジェントなキャリア」を提唱されていますよね。つまりキャリアは、縦方向への上昇のみならず、中断や飛躍といった時期を含む横への広がりで、断続的に形成され、築かれるものと。あなたの場合どんな人たちが、リーダーシップの軌道へのあなたの手を引き、導いてくれたのでしょう。

多くのメンターやマネージャーにとても支えられてきましたが、常に基本にあったのは、「自分の付加価値を理解し自覚する」ことでした。そして、自覚したその付加価値を発展させていける道を見つけること。

私は、あまりにも急速に高いポジションに就いてしまったり、常に影響のある立場にいるのでなく、たとえ遠回りでも「支えるポジション」で重要な役割を担う時期も不可欠といつも考えてきました。なぜなら、高い地位に就いてしまうと、それ相応の準備なく、ギャップのある次段階に進むことを強制されるので、結果として逆に、チャンスを失うことになりかねないですから。支えることは、自分の栄養になり得るのです。

翻訳=大村紘代 編集=石井節子 写真=Forbes Italia提供

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