2019年の「ビジネスカジュアル」 失敗しない服装とは

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経験豊富な社会人にとって、今の「ビジネスカジュアル」は自分が慣れ親しんだものとは違うかもしれない。ナズニツキーはこの場合、自分がいつも着ている服装に今風のアイテムをいくつか組み合わせて、新鮮でプロフェッショナルな装いにすることを勧めている。どんな地位にいる人でも、自分の毎日のタスクに合わせて服を着るのが最善だ。

他には、場所や季節などの要素もビジネスカジュアルの服装規定に微妙に影響するかもしれないという。「米国の東海岸は元々保守的なので控えめな服装が多いが、シリコンバレーなどの西海岸の大都市圏は伝統に強く抵抗することを美徳としてきた」とナズニツキーは語る。

ナズニツキーいわく、一般的にドレスパンツやカーキ、セーターとスカート、ポロシャツ、ブラウス、前開きのシャツを着るのが安全だ。自分のサイズに合わないもの、ぴったりし過ぎている服、股上の浅いもの、透けて見えるもの、政治的なTシャツやボタンなど人の気分を害するかもしれないものは避けること。

フォーマルとカジュアルのビジネス服を20年以上手がけてきたファッションデザイナーでセレブスタイリストのダニエル・シーハンは、スタイルの観点からシンプルな服装にすることを勧めている。デニムかチノに、サイズがぴったり合ったトップスを組み合わせるなど、基本かつ必須な部分に焦点を当てつつ、それに自己主張をするステートメントピース(一般的な良いチョイスはジャケットや短いオーバー)を合わせる。小物を試し、遊び心を加えよう(男性の場合はネクタイやちょうネクタイなど、女性の場合はベストなど)。ただし、カジュアル過ぎる服装にならないようにすること。

最後に、これは鉄則だが、就業規則を読み直してルールを明確に理解すること。ナズニスキーは「迷った場合は、その服を着ないこと」と述べた。

編集=遠藤宗生

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