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人気ゲーム「フォートナイト」を運営するエピック・ゲームズ(Epic Games)が、動画SNSアプリ「Houseparty(ハウスパーティー)」を非公開の金額で買収したことが6月12日、明らかになった。

今回のディールはHousepartyとエピック・ゲームズの両社に恩恵をもたらすものになる。Housepartyはフォートナイトの巨大なユーザーベースを同社のプラットフォームに取り込み、エピック・ゲームズは同社のゲームの影響力をSNSで拡大できる。

エピック・ゲームズ創業者でCEOのTim Sweeneyは声明で「Housepartyは人々をつなぎ、ポジティブな化学反応をリアルタイムに引き起こす」と述べた。

2年近く前に始動したフォートナイトは累計2億5000万人のプレイヤーを獲得し、10代の若者たちから絶大な支持を集めるプラットフォームに成長した。調査企業National Research Group(NRG)によると、週に1回以上フォートナイトをプレイする10歳から17歳のユーザーらは自由な時間の25%を、このゲームで消費しているという。

「フォートナイトは10代が最も利用するサービスだ」とNRGはレポートで述べた。「彼らはこのゲームのソーシャル要素に、魅力を感じている。ゲーム内ではオーディエンスとつながった感覚が得られ、自分は一人じゃないという気分になれる」

Housepartyのダウンロード数は調査企業Sensor Towerのデータで、3500万件とされている。2013年に始動したHousepartyはこれまで累計で約7000万ドルを調達していた。

「エピックに加わることは、オンライン上に共感を広げていくという当社のミッションを実現するための、大きな前進となる」とHousepartyの共同創業者でCEOのSima Sistaniは述べた。「当社とエピックの間には、人々の交流をより楽しいものにしたいという、共通のビジョンがある」

今回の買収は、世界レベルで巨大な成功を収めたフォートナイトの、さらなる拡大に向けた意欲を示すものだ。ノースキャロライナ本拠のエピック・ゲームズは今年に入り、独自のゲームストアを開設したほか、ゲームエンジンのUnreal Engineを利用する開発者向けに1億ドルのファンドを設立した。

エピック・ゲームズは昨年秋に、12億5000万ドル(約1350億円)の資金をKKRやVulcan Capital、Kleiner Perkinsらから調達していた。同社の創業者のTim Sweeneyは2018年にビリオネアの仲間入りを果たし、フォーブスは彼の現在の保有資産を20億ドルと試算している。

編集=上田裕資

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