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Rachel Murray / Getty Images

ソーシャルメディアの影響力を利用して急成長を遂げてきたファッションECサイト米リボルブ(Revolve)は先ごろ、新規株式公開(IPO)により2億1200万ドル(約229億円)を調達した。

ロサンゼルスを拠点とする同社は、およそ3500人のインフルエンサーのネットワークを通じて、ミレニアル世代とZ世代の女性をターゲットにビジネスを展開している。

インフルエンサー・マーケティングエージェンシーの米メディアキックス(MediaKix)によれば、リボルブはごく初期にインフルエンサー・マーケティングを取り入れ、それによって成功した企業の1社。

リボルブは、インフルエンサーを集めた豪華なパーティーや、年間100回を超えるイベントを開催。場所はいずれも、ファッショナブルなイメージのあるニューヨーク郊外のハンプトンズやロンドン、スペインのイビザ島などだ。

最大の年次イベントとなっているのは、数多くのインフルエンサーやモデル、俳優らが姿を見せ、リック・ロスやエイサップ・ロッキー、チャンス・ザ・ラッパーなどのパフォーマンスも披露される野外音楽フェス、コーチェラ・フェスティバルへの参加だ。

米ワシントン大学でインフルエンサー・マーケティングを教えるジャスティン・ブレイニー客員教授によれば、リボルブは開催するイベントの全てにおいて、インフルエンサーたちに多くの人の注目を集め、彼らに商品を提供し、お金をかけている。そして、インフルエンサーたちはそれと引き換えに、リボルブで購入した服を着た自身の画像をそれぞれのSNSアカウントに投稿する。

戦略が成功


こうしたマーケティング手法のおかげで、リボルブは急成長を続けてきた。IPOに向けて米証券取引委員会(SEC)に提出した書類によれば、少なくとも過去3年間、利益を上げている。

2018年の売上高は4億9900万ドル(前年は4億ドル)。利益は3100万ドル(同500万ドル)だった。また、昨年のマーケティング予算は7400万ドルで、売上高の約15%がこれに当てられたことになる。

2017年には平均730万人だった同社ウェブサイトの月間ユニークビジター数は、2018年には同940万人に増加。また、2017年の平均注文額は304ドルだったが、昨年は​​279ドルとなっている。

リボルブが特に強調するのは、当初の発注量は少量に抑え、売れ行きを見極めながら追加で発注していくという同社の柔軟性のあるマーチャンダイジング戦略だ。この方法で発注することにより、在庫に関するリスクを軽減しながら毎週平均1000点以上を売り出し、常に“新しさ”を維持することを実現している。

編集=木内涼子

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