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米国人がこの夏過ごす休暇の日数は、欧州10カ国やブラジルの人と比べて少ない。ただ、米国人が休暇に費やす予算は最も多いことが判明した。

これは、調査会社イプソスが旅行保険会社ジェネラリ・グローバル・アシスタンス(Generali Global Assistance)のため今年3~4月に行った19年目となる調査「Holiday Barometer(休暇の指標)」で判明したことだ。研究者らはインターネット上のアンケートを通し、欧州10カ国(英国、イタリア、フランス、スペイン、スイス、ドイツ、オーストリア、ポルトガル、ベルギー、ポーランド)と米国、ブラジルの12カ国で、それぞれ18歳以上の成人1000人を対象に調査した。

今夏、休暇を取ることを計画している米国人の割合は、2018年夏とさほど変わらず68%ほどだ。米国の余暇・旅行業界のリーダーは、長年の努力と大きな投資にもかかわらず、夏休暇を取る米国人の割合が全体の約3分の2を過去20年ほど維持していることに不満を募らせている。

それでも、米国の68%という数字は首位のオーストリア(70%)、2位のフランス(69%)に続き、ブラジルと同率3位だ。調査対象となった欧州10カ国の中で、今夏休暇を計画している人の割合は平均63%だった。

しかし、取得する休暇期間の長さではブラジル人が首位に立った。一方米国は、この点では12カ国中最下位だ。ブラジル人は平均で今夏、2.2週間の休暇を取る予定になっているが、米国人の休暇期間平均はわずか1.4週間だ。調査対象の欧州10カ国の人が予定している休暇期間の長さは、それぞれブラジルと米国の間にあった。

休暇に費やす予算の違いは?

休暇の予算に関しては、同調査のこれまでの結果と同様、米国が最高だった。しかし、差は縮まっている。米国人の夏休暇の旅の予算は今年、平均で約2373ドル(約26万円)となり、1年前と比べると10%下がっている。一方欧州10カ国では、今年夏の旅行予算は約2271ドル(約25万円)と3%上昇した。またブラジル人は、米国人と同様に今年の旅行予算が下がったものの、減少率はわずか3%で予算は約1280ドル(約14万円)だ。

計画している支出額の違いは、為替や通貨の比較的な高低、一般的な生活水準の違いなどいくつかの明らかな要因によるものだ。しかし、予算の違いを生み出しているもう一つの大きな要因として、各国の国民が取る休暇の種類が異なることがある。

翻訳・編集=出田静

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