ラグジュアリーなライフスタイル、カルチャー、デザインに関する記事を中心に執筆


──日本での撮影はどうだった?

最初は大惨事になると思っていた。言葉や文化の壁は大きくて、日本人はとてもおとなしくて礼儀正しいけど、僕ら5人はすごくうるさい。一体どうすればうまく行くんだろうと思った。

でも、実際はとてもうまく行った。素晴らしい通訳者がいて、僕たちの感情をヒーローにとてもうまく伝えてくれた。言葉がなくともヒーローとコミュニケーションがとれた瞬間も多かった。日本人について僕が好きなことの一つは、すごくたくさんの感情を伝える力があること。うれしいという気持ちを持って何かを話していることが、こっちにも分かる。

最初のヒーローは、素敵な年配の女性だった。言葉の言い出し方で、彼女がどう感じているかが常に分かった。本当にキュートで、『通訳しなくても大丈夫、彼女の気持ちは分かるから!』という感じだった。これは僕にとってたぶん一番のサプライズだった。同じ言葉を話さなくても、僕たちはヒーローと深くつながることができた。日本でも人々の生き方を変えることができたのは、素晴らしい体験だった。

──日本で食べたもので一番おいしかったのは?

たこ焼きだね。あと、すしも絶品だった。日本でお気に入りのレストランの一つは、タパス・モラキュラーバー。メニューは30品目ほどで、1度に8人しか食事できない。料理の中にはたった1口のものもあって、その一つはスプーンに乗った泡で、ステーキの味がするんだ。シェフは(スペイン・カタルーニャ州にあるレストランの)エル・ブジで修行した人だった。僕がこれまで行った中でも特にお気に入りのレストランの一つだ。たくさんのものを味わうことができるのに、満腹で気持ち悪くなることがない。

──世界中の誰でも好きな人のためにデザインできるとしたら、誰を選ぶ?

クレオパトラのためにデザインをしたい。僕が人生で一番インスピレーションを得たのは、エジプト建築や、数千年も前に現代の技術なしであれほど素晴らしい建物を建てられたということ。規模が巨大であっただけでなく、デザインや細かい部分が本当に素晴らしい。

──今後の計画は?

(米国で)自分の家具製品ラインを卸売レベルで立ち上げたところで、おそらく7月までには店頭に並ぶ。ファンからは「皆が本を出しているのに、なぜボビーはやらないの?」というメッセージをもらい続けているけど、新しい家具ラインや照明ライン、壁紙ラインを出しているところで、本業がまだあるから! 『クィア・アイ』の撮影期間以外は今でもデザイン企業を経営している。現時点では本を書く時間はないけど、いつか本を出すよ!

編集=遠藤宗生

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