日本のアニメ制作会社5社と包括提携を結ぶなどオリジナルアニメ作品の制作に注力している同社は、今回のパートナーシップ締結を機に2つの支援プログラムを開始する。ひとつが研究生プログラム「Netflix Animation Fellowship」、もうひとつが奨学生プログラム「Character Animation Scholarship Program」だ。
世界のアニメ業界におけるダイバーシティを支援
研究生プログラム「Netflix Animation Fellowship」は、毎年1名、ゴブランの卒業生が“研究生”として来日し、ネットフリックスの東京オフィスでオリジナルアニメ制作チームに参加するというもの。選出された研究生は、日本でアニメーションの技術や国内有数のクリエイターと接する環境に身を置き、スキルアップを図るとともに、ネットフリックスの作品制作に関わるという。
同プログラム初の研究生には、ゴブランの2015年入学生でフランス出身のクレア・マッツが選出されている。
左手前からネットフリックスのメリッサ・コブ、ジョン・ダーデリアン、「Netflix Animation Fellowship」に選出されたクレア・マッツ
このプログラムに関して、ネットフリックス コンテンツ・アクイジション ディレクター(日本)のジョン・ダーデリアンは「才能豊かな若いアニメーターに日本のアニメを深く理解いただく機会を提供することで、世界で広く愛されるアニメというひとつのアートに対する情熱やスキルを高めていただきたいと思っています。プログラム初の研究生であるクレアさんには、日本の素晴らしいアニメーターや制作チームと協力しながら、今後のNetflixオリジナルアニメの制作に貢献してくれることを期待しています」と語った。