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大事にしたのは信頼性・透明性

ファへは、良くあるインフルエンサーの協賛レビューと言った広告ではなく、実際に使ったことのあるユーザーの率直なレビューを大事にしている。1日1000個以上登録されるレビューを検閲し、広告レビューは削除している。

それだけでなく、広告レビューのパターンを分析し、それを特定するアルゴリズムまでつくり、2重モニタリング徹底。この様なクリーンなレビューは2019年4月時点で380万件に上り、消費者の信頼へと繋がっている。

かゆい所に手が届くサービス、その次の展開は「パーソナライゼーション」

これからファヘは、「化粧品データのパーソナライズサービス」を実施する。例えば製品別のレビューをサーチする時に肌タイプ、悩み、年齢などユーザー特性とレビューデータを総合的に考慮し、ユーザーにとって一番適切なレビューを優先的に開示する。

また、「自分の肌に合わせる」ボタンをアクティブにすると、ユーザーのデータと一致するレビューだけを選別して見られる。レビューだけでなく、ランキングも性別・年齢・肌タイプ別・ブランド別など細分化し、該当ランキングを優先的に確認できるように配置する予定とのこと。それらを皮切りに、今後はパーソナライズサービスを拡大、一人一人に合わせたビューティーコンテンツや製品レコメンドも準備しているという。

現状、日本に代表的な化粧品口コミサービスは「@コスメ」、「LIPS」そして「NOIN」などがある。どれも有効成分やパーソナライズに関する情報よりは、「誰が使っているか」「どんな効果(見た目)があるのか」と言う点を調べるのに重点が置かれているサービスだ。おそらく、それほど有害成分に気を使わなくてもいい品質の高いコスメが日本に多いことと、「他の人が使っているものだったら安心」と言う消費者の心理が働いているのだろう。だから日本ではわざわざ成分を分析したり、自分に合わせたレビューを確認するアプリは流行らないはず、という意見をよく耳にする。

一方で、まだ消費者自身も気づいてないニーズが商品が出てきてから明らかになるケースもあると筆者は考える。例えば、インスタグラムが流行るまでは、インスタ女子と言う存在が台頭しなかったように。

韓国で最初ファヘが軌道に乗るまでは、様々な試行錯誤があった。特にユーザーの行動を注意深く観測し、改善に改善を重ねた。日本国内でも高い技術力を持ったチームが、しっかり改善に改善を重ね、ファヘを超える快適なUI/UXのサービスを提供することが出来れば、ドラッグストアに入る前に買うべきコスメをアプリから先にチェックする習慣が、日本の女性にも出来るかも知れない。

文=Maria Han

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