家族のために造られたプレミアム・バカルディ|美酒のある風景

BACARDI 8 バカルディ・エイト

祝杯をあげるとき、自分自身の時間を楽しむとき、孤独を噛みしめるとき……

一杯の酒と向き合う空間に身をおくひとときは、明日への活力となる。


フレンチプレスとバナナパイ……ここがバーカウンターでなければカフェと見まがいそうだが、これもれっきとした“美酒のある風景”である。アイスコーヒーのように見えるのは「プレスドオールドファッション」。ここ数年トレンドとなっているコーヒーカクテルのひとつだ。ベースとして使われているのは「バカルディ・エイト」。「バカルディ」とは言わずとしれた世界でもっとも知られているラムだが、その美酒がどのように生まれたのか、ご存じだろうか。

物語は16世紀後半にまでさかのぼる。ヨーロッパ諸国の植民地化計画によりサトウキビが栽培されていたカリブの島々で、砂糖に精製できない糖蜜からスピリッツが造られていた、それがラムの始まりだ。

当時は粗々しい酒質と雑味だらけの味わいで、とうていそのまま飲むことはできないものだったため“燃える水(アグアルディエンテ)”と呼ばれていたという。この言わば労働者のガソリンだった酒を中産階級も楽しめるラムとしてリファインしたのが、「バカルディ」の創業者であるドン・ファンクド・バカルディだ。

スペインからキューバへ移民したドン・ファンクド・バカルディは、1862年に無色透明でバランスがよく、繊細な味わいのラムを造り出すことに成功。この「バカルディ・スペリオールラム」はカクテルにした際、その風味をより豊かにするという点において他のスピリッツに勝っており、それゆえに多くのバーテンダーの支持を得たのだという。

このバカルディシリーズのなかでも、もっとも洗練されて複雑な風味を持つのが、この「バカルディ・エイト」。ドン・ファンクド・バカルディが家族のために考えた特別なファミリーリザーブレシピを再現し、アメリカンオーク樽で8年以上熟成させた2種の原酒をブレンドしている。

「バカルディ・エイトのバランスのよさは群を抜いており、ロックでもおいしい万能なラムです。コーヒーや柑橘類と合わせることでやわらかいフルーティな熟成感をよりお楽しみいただければ」と語るのは「CRISTA」バーディレクターの釜谷道夫氏。この「バカルディ・エイト」を使ったコーヒーカクテルは、うまいだけでなく、カフェインによるほどよい覚醒も味わえるため、昼間から欲しくなる罪深き一杯だ。

BACARDI 8 バカルディ・エイト

度数:40%
容量:750ml
価格:オープン価格
問い合わせ:バカルディ ジャパン (Tel. 03-5843-0660)

photographs by Yuji Kanno | text and edit by Miyako Akiyama

この記事は 「Forbes JAPAN 100年「情熱的に働き、学び続ける」時代」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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