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グーグルのルッカー買収はまた、業界を大きく変える可能性が高い。ソートスポット(ThoughtSpot)の共同創業者で会長のアジート・シンは「グーグルによるルッカー買収は、ピュアプレイのビジュアライゼーションツール時代の終焉を意味する」と語る。「企業がデジタル世界で勝ち抜くためには、競争での敏捷性が必要だ。タブロー(Tableau)やクリック(Qlik)のような前世代のツールは、企業の妨げとなっている」

リスク

しかし当然ながら、合併買収(M&A)にはリスクも伴う。買収が失敗し、ライバルに新たな機会を与えてしまった例も多くある。また、グーグルが特定の機能をBigQueryに限定するなどの顧客囲い込み方法を模索する可能性もある。そしてもちろん、買収は規制当局の承認が必要なことも忘れてはならない。米連邦政府は、グーグルに対する独占禁止法違反調査を検討しているとみられる。

さらに、オープンソースの代替サービスが出現し、弊害となる可能性もある。ギットラボ(GitLab)のMeltano担当ゼネラルマネジャー、ダニエル・モリルは「私たちは、データの解析にあたって複雑なビジネスクエリの記述は不要であるべきと考えている」と語る。

「ルッカー買収を受け、オープンソースのデータ分析スペースに関する議論が多く起きている。ルッカーは独占的なサービスであるため、オープンソースの代替サービスを開発するのには今が良いタイミングだと私たちは考えている。ユーザーが再利用可能な業務ロジックを定義できる代替サービスにより、一般の人々もデータをビジネス用途に利用できるようになる」

編集=遠藤宗生

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