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プラスチックで出来た「ニセモノのコメ」が市場に出回り、世界の人々の健康を危険にさらしていると警告する動画が拡散中だ。この動画はフェイスブックで9300万回以上、インスタグラムで7200万回以上も再生されている。

ただし、この動画で報じられた情報の大半は全くのデタラメだ。米にプラスチックを混ぜて売る業者が居るというのは、インターネットに古くから存在する都市伝説であり、ニューヨーク・タイムズのファクトチェックサイト「Snopes」もこれを否定した。

動画では食品メーカーらがこのような混入行為を広範囲に行っていると指摘されたが、英国の食品基準庁は筆者の取材に「そのような主張が真実であることを裏づける、いかなる証拠も得られていない」と回答した。

動画のパブリッシャーのFirst Mediaと名乗る企業は「世界の信頼に足る情報筋から得た情報を元に、今回の動画を作成した」と述べている。その一方で同社はフェイスブックのファクトチェック機関のPoynterに動画の内容の精査を依頼中だと述べた。

フェイスブックに確認したところ同社は現在、この動画の調査を進めているとのことだった。First MediaはBlossomという名のアカウントから動画を公開しており、Blossomのフォロワー数は5100万件以上に達している。

First Mediaは「Baby First」などの人気チャンネルも運営し、同社のメディアはアマゾンやHuluなどのプラットフォームを通じ米国の5000万世帯以上にリーチ可能であるとしている。

Baby Firstが公開した動画では次のようなトリビアが公開されている。「医師たちは医薬品の価格を知らない場合が多い」「子供たちは風邪を引いている間は成長が止まる」「双子たちの間には8つの異なるタイプが存在する」「赤ちゃんは母親の乳首から吸収される唾液を通じて、お母さんとコミュニケーションをとっている」──。

しかし、ここで指摘された事柄の全てが誤りであると、英国小児病院のRahul Chodhari教授は筆者の取材に回答した。

編集=上田裕資

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