ビジネス

2019.06.10

デザイナーを志望しやすい社会を目指して──グッドパッチが新卒向けのキャリア支援を手がけるワケ

グッドパッチ ReDesigner事業責任者兼キャリアデザイナーの佐宗純

2018年5月、経済産業省・特許庁が「デザイン経営」宣言を発行。それに伴い、経営におけるデザインの重要性が高まり、デザイン組織の立ち上げに取り組む企業も増え始めた。

その一方で、デザイナーは圧倒的に不足しており、企業間で優秀なデザイナーを取り合う状況になってしまっている。

もっと日本国内のデザイナー人口を増やしたい。そのためにはキャリア支援のサービスが必要だ──そんな思いのもと、グッドパッチは2018年5月にデザイナー特化型のキャリア支援サービス「ReDesigner」をリリース。中途採用向けのキャリア支援を開始した。

それから1年。グッドパッチは新卒学生向けの就職活動支援にも乗り出した。同社は6月10日、デザイナーに特化した学生向けの就職活動支援サービス「ReDesigner for Student」を正式リリースしたことを明かした。



もともと、ReDesigner for Studentは2018年12月に学生向けコミュニティとしてスタートし、2019年3月にプラットフォームとして一部の機能を先行リリースしていた。今回、ユーザーからの要望を受け、キャリア支援プラットフォームとして正式リリースすることになった。

正式版リリースにあたり、学生は「求人/インターン検索機能」「マッチング機能」「学生同士のポートフォリオ閲覧」「メッセージ機能」「最新のイベント情報」「OB/OG訪問機能(リリース予定)」が利用可能になる。また企業は「求人ページ作成機能」「スカウト機能」「作品検索機能」「自社デザイナー登録機能」「タレントプール機能(リリース予定)」「OB/OG訪問機能(リリース予定)」が利用可能になるという。



なぜ、新卒学生向けもスタートすることにしたのか。現在、デザイナーを志望する学生が置かれている状況をどう考えているのか。ReDesigner事業責任者兼キャリアデザイナーの佐宗純に話を聞いた。
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文=新國翔大 写真=グッドパッチ提供

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