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2019.06.18

胎動する日本のラグジュアリー文化 ~安田造船所グループの挑戦【第2回】Dallara Stradale 文化と情熱を共有する

(左より)ダラーラ・アウトモビッリCEOアンドレア・ポントレモリ、安田造船所 代表取締役CEO野澤隆之

巨大な自動車メーカーの多くは自動運転技術の開発に躍起になっている。しかし自動車の役割とは、“安全に移動する”ことだけではないはずだ。そこでライトウェイト・スポーツカー「ダラーラ・ストラダーレ」と共に、自動車を意のままに操り、走る事を楽しむ、自動車文化の復権に力を入れる。



「ダラーラ」の名に反応したのなら、十分に自動車好きやモータースポーツファンを名乗れるだろう。創業者のジャンパオロ・ダラーラは、ランボルギーニやデ・トマソで設計を担当したのちに独立。レーシングカーのシャシーなどを製作する「ダラーラ・アウトモビッリ」を設立する。様々なレースカテゴリーにシャシーを提供し、またハースF1チームのシャシーも製造するなど、レース業界に大きな影響を与えている。

この名門が市販車を作った。ダラーラ・ストラダーレは、レーシングテクノロジーが詰まった究極のロードカーなのだ。


アンドレア・ポントレモリ。IBMのエンジニアとしてキャリアを積み、2004年にはIBM イタリアのCEOに。そして2007年からダラーラ・アウトモビッリのCEOに着任。クルマへの深い情熱を持っている。

「このプロジェクトは、ジャンパオロ・ダラーラの夢の結晶なのです」と語るのは、ダラーラ・アウトモビッリのCEOを務めるアンドレア・ポントレモリ。彼は日本初上陸となった一台のダラーラ・ストラダーレを眺めながら語り始めた。

「ジャンパオロ・ダラーラの夢は自分の名を冠したロードカーを作ることでしたが仕事が忙しく、7度も頓挫してしまった。そこで落胆する彼に、スタッフたちが約束をしました。『あなたが80歳になるまでに、必ずロードカーを作ります』とね。それが2015年6月でした。それからプロジェクトが始まったのです。20人のエンジニアと5人のメカニックが集まり、ジャンパオロはテクニカルディレクターを担当。試行錯誤の結果、ついにプロトタイプが完成。ジャンパオロの80歳の誕生日である2017年11月16日に完成披露会を行ったのです。ジャンパオロには実際に走行してもらいましたが、とても感動的なシーンでした。そしてその一年後に市販車が完成し、デリバリーの日を迎えたわけです」

ファーストロットは50台。デザインも価格も決まっていない状況にもかかわらず、多くの愛好家が購入を希望したという。

「購入者には元F1ドライバーもいれば、ロールス・ロイスのオーナーもいる。年齢や職種ではセグメントできませんが、誰もがスポーツカーに対して、強い情熱を持っていることは疑いようもありません」


ダラーラ・ストラダーレは、シングルシートのスポーツカーのようにドアが存在しないバルケッタタイプ。これをベースに、オーナーがカスタマイズを加えていく。複合素材とカーボンファイバーを使用することで、軽量かつ運動性能の高いスポーツカーが生まれた。(提供写真)


何を話しても“好き”という感情が出てしまい、終始笑顔のアンドレア・ポントレモリ(左)と野澤隆之(右)。

この伝説的なクルマの日本正規代理店となるのが、野澤隆之率いるアトランティックカーズである。同社はロータスやアストンマーティンの正規輸入代理店として実績を積み、現在はヴィンテージカーを中心とした自動車販売と整備を行っている。実はダラーラ・ストラダーレは、基本的にはメーカー直販という形をとっており、世界中で代理店を立てているのは、日本のアトランティックカーズのみだという。

「ダラーラは孤高の存在であり、モータースポーツ界の名門。クルマ好きなら絶対に興味をもつでしょう。我々は“クルマ好きのクルマ屋”でありたい。だから情熱を共有できるブランドと組みたかった。ダラーラ・ストラダーレに対しては、“やっと出会えた”という思いがありますね」。安田造船所グループのCEOでありアトランティックカーズの代表取締役も務める野澤隆之の口調にも熱がこもる。


(株)安田造船所 代表取締役CEOである野澤隆之は、不動産ビジネスや企業再生プロジェクトに従事し、その後、イタリアの最高級家具の販売やマリンリゾート開発、そしてヴィンテージカーに販売などを手掛ける。ラグジュアリーなライフフタイルを愛し、そして自らが実践している。

「モノを売るのではなく“ブランドの価値を翻訳する”という姿勢を理解してもらえたのでしょう。私はダラーラ・ストラダーレに、心底惚れ込んでいる。この出会いは特別なのです。しかもクルマを運転する喜びを提供するというコンセプトも素晴らしい。とてもやりがいがある仕事だと感じています。まずはセールスよりも、ダラーラの文化をどう伝えるか。それを考えています」

この野澤の言葉を聞き、アンドレア・ポントレモリも言葉を重ねる。

「実は日本の数社からアプローチがありました。しかし私たちは……、なんというか、“カーディーラー”という言葉が好きではないのです。しかし野澤さんの考え方はとてもユニークですし、情熱を持っている。そして何よりもイタリア文化にも精通している。だからアトランティックカーズを、“アンバサダー”として選んだのです。我々のクルマは極めて少量生産なので、同じ情熱を持つ人に取り扱って欲しいですからね」


レーシングカーのDNAを持つロードカーであり、特に空力性能には絶対に自信を持つ。「エンジンは走りに影響を与えるには15%程度。重要なのはパワーを適切に伝えるためのダウンフォースです」とポントレモッリ。レース屋らしい意見である。(提供写真)

これからの自動車業界は、2つのベクトルで進化していくだろう。一つは、快適かつ安全に移動する手段。これは自動運転に代表される技術革新が進んでいる。そしてもう一方がクルマを“美しいもの”と捉え、運転する喜びを喚起するものになっていくだろう。楽しく走るために生まれたライトウェイト・スポーツカーのダラーラ・ストラダーレは、もちろん後者である。

「ダラーラ・ストラダーレに乗ったら、みな笑顔になるでしょうね。それこそ免許を取ったばかりのころのように。15分でも空き時間ができると、いそいそとガレージからクルマを出し、あてもなく走りに出かける。そういうクルマなんです」。そう語るポントレモッリも笑顔だ。

「わかります、私はこのクルマに乗った時に、ロータス・ヨーロッパを思い出した。“Fun to Drive”の喜びを抑えられないんです。結局クルマ好きは、ここに行きつくのでしょうね」。もちろん野澤も笑顔だ。

ダラーラ・ストラダーレは、クルマを自由に操りたいという純粋な欲求から生まれた。だからこそ人を笑顔にする強さがある。“好き”という気持ちも、安田造船所グループの大きな原動力となっているのだ。

Dallara Stradale(株式会社アトランティックカーズ)

☎︎03-3583-8611
HP http://atlantic-c.jp/dallara-stradale/
Facebook https://www.facebook.com/AtlanticCarsLimited/

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Promoted by 安田造船所グループ 文=篠田哲生 写真=江藤義典

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