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米スティッチ・フィックスのカトリーナ・レイク最高経営責任者(Photo by Stefanie Keenan/Getty Images for The Business of Fashion)

働く女性を主なターゲットに衣料品やファッション雑貨のサブスクリプション(定期便)サービスを提供してきた米スティッチ・フィックスのカトリーナ・レイク最高経営責任者(CEO、36)の資産が、一日でおよそ4500万ドル(約48億8000万円)増加した。

6月5日に行った2019年第3四半期(4月27日まで)の決算発表で、売上高が引き続き2桁台の伸びを記録したことが明らかになり、株価が急騰したことを受けたもの。自社株およそ1300万株を所有するレイクの資産は、同日の取引終了時点で3億7500万ドルとなった。

レイクはフォーブスが4日に発表した「自力で財を成した米国の女性富豪ランキング」に、55位で初めてランク入りしている。リストにはその他、オプラ・ウィンフリー(司会者)やトリー・バーチ(CEO兼デザイナー)、シェリル・サンドバーグ(フェイスブック最高執行責任者)なども名を連ねる。

今回は80位までを紹介したこのランキング(前回以前は60位まで)に入る女性富豪たちは、少なくとも2億2500万ドルの資産を保有している。

事業は順調

データサイエンスを活用し、スタイリストが顧客に合わせたスタイルを提案、商品を届けるオンラインのパーソナルショッピング・サービスを展開するスティッチ・フィックスの業績は、第3四半期も市場の予想を上回った。

発表によれば、同期の売上高は前年比29%増の4億900万ドル。アナリスト予想は3億9500万ドルだった。また、同社のアクティブクライアント数は前年比で17%増加し、約310万人となっている。

2011年にこのeコマース・ビジネスを立ち上げたレイクは同日、「多くの小売業者が成長に課題を抱える環境の中でも、人間の判断力とデータサイエンスを組み合わせる独自の手法を活用することで大規模にパーソナライゼーションを行い、今後もお客様に喜んでもらうと同時に事業を拡大していくことができると確信している」と語った。

同社は当初、働く忙しい女性たちを主な顧客層としてビジネスを展開してきたが、2016年に男性向け、2018年には子供向けのサービスを開始した。さらに、今年5月には英国市場に進出。国際的な事業拡大を視野に入れている。

ハーバード・ビジネス・スクールで経営学修士号(MBA)を取得したレイクは、在学中に自宅を拠点にビジネスを開始。投資会社ベンチマークのビル・ガーリーやベースライン・ベンチャーズのスティーブ・アンダーソンといった著名ベンチャーキャピタリストたちから資金を調達した。2017年には史上最年少(34歳)で新規株式公開(IPO)を果たした女性創業者となっている。

編集=木内涼子

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