自身への「問い」を書き出した付箋をボードに貼る参加者
30人分の問いを眺め、日下、山口が気になった「問い」をピックアップした。
参加者A「当事者ですか?」
女性は、仕事やプロジェクトなどで「傍観者になりやすいが、Weと考えられるかどうかが大事だと思う」と語った。
参加者B「どんな人と生きていたい?」
こちらの女性はリアルな職場事情を語った。人事異動の提案があり、30代のキャリアを上がって行くための選択もあったが、今のチームに残る決意をしたという。
山口は「断捨離っていうのは意外と重要で、自分にとって何が重要で、何を実現したいのかを考えながらネットワークづくりに注力すると良いと思う」。日下は自身が手掛けるブロックチェーンについて言及。「実は、手放すことが大切。自分たちの事業をオープンデータで共有することができるかどうか。ブロックチェーン技術でデータの透明性を担保し、信用を可視化する仕組みづくりを始めています」
イベントは、読者と登壇者の対話の場となった
働き方改革を受け、実際のところ仕事量が変わっていないのに「労働時間を削減せよ」と言われて困っている人も多いのではないだろうか。生産性の向上、効率化だけを求めて疲弊してしまっては元も子もない。
そもそも私たちの人生にとって幸せとは何か。
一見抽象的とも思えるこの「問い」を考えることで見えてくるのは、自分らしい「働き方哲学」。これによって、何かを手放すことが必要な時が来るかもしれない。悩んだり、迷ったりした時は、改めて自分の中で問い直すことで、より豊かな人生の選択ができるのではないだろうか。