ミレニアル世代に募る社会への不信感、「転職希望者」も増加

Eugenio Marongiu /shutterstock.com


・不信感
自国の政治と社会に関する情勢が今後1年の間に改善すると考えている人は、わずか22%だった。

政治指導者たちが世界に良い影響を与えていないと考える人は、73%近くに上っている。宗教指導者について同様に考える人は、およそ60%だった。また、27%が正確な情報の発信源としてのメディアを「全く信頼していない」と答えた。

・仕事について

今後2年以内に仕事を辞めたいと考えるミレニアル世代が49%(この調査では過去最多)に増加しただけでなく、こう答えた人たちの約25%が、実際に過去2年以内に仕事を辞めていた。

これは、安定的に従業員を確保したい雇用主にとって、幸先の良い傾向ではない。少なくとも5年間は現在の職場で働きたいと答えた人は、わずか28%だった。

仕事を辞めたい主な理由として挙げられたのは、給料への不満、キャリアアップの機会や専門能力を伸ばす機会が十分にないことなど、驚くまでもないことだ。

ギグエコノミーに関心

ミレニアル世代のうち、フルタイムで働くのではなく単発の仕事(ギグエコノミー)で収入を得ていると答えた人は6%だった。ただ、こうした働き方に関心があるという人は50%に上っている。また、収入を増やすためにフルタイムの仕事に加え、ギグエコノミーの仕事もしたいと言う人は61%だった。

こうした働き方を検討したい主な理由は、収入を増やせる、働き方に柔軟性がある、ワークライフバランスを改善できる、などだった。

編集=木内涼子

ForbesBrandVoice

人気記事