美容大国が生んだ肌診断デバイス AI活用で「使うほどに賢く」

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lululabのセールスマネージャーを務めるScarlett Mihyun HongはLUMINIについて、「強みはAIにある」と語る。

「LUMINIはAIを活用しているので、多くの人がこのデバイスを使って肌診断のデータが蓄積されていくほど、より詳細な分析ができるようになります」


lululab セールスマネージャーのScarlett Mihyun Hong 筆者撮影

2018年1月にローンチしたLUMINI。このデバイスを開発した経緯について聞くと、「韓国でビューティーテック市場、化粧品のオンライン市場が同時に伸びている」と語った上で、つぎのように説明してくれた。

「国内には数多くの化粧品があり、お客様はよりパーソナライズされた化粧品を求めています。効率的に自分の肌にあった商品、肌を美しくしてくれる商品を探している。そのニーズに応えるために、このデバイスが開発されました」

現在、LUMINIの価格は約40万円。Scarlettは「BtoB事業がメイン」と言い、主な取引先は化粧品メーカーやクリニックだという。具体的には、化粧品メーカーの百貨店売り場にLUMINIを置き、その場で肌の状態を診断し、そのメーカーの商品の中からお客様の肌に合うものを提案するといったような使われ方をされているそう。

「2018年1月にリリースしたばかりなので、今はBtoBに注力していますが、今後コンシューマー向けのデバイスを開発する構想も練っているところです」とScarlettは語る。

具体的な導入企業数などは非公開とのことで明かしてもらえなかったが、韓国、オーストラリア、アメリカで使われているとのこと。今後、台湾での展開も見込んでいるそうだ。

文=新國翔大

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