プログラムは、クリエイティブ・リーダーを育てるために、2つ目のモジュール「From me to we(チームをインスパイアせよ)」、3つ目のモジュール「From ordinary to extraordinary(「並外れた結果」を生み出そう)と続く。
2つ目のモジュールの目標は「連携・コミットメント・指示を通して『自己組織的なチーム』をリードする方法を知ること」「クリエイティブな協働を生み出すために『美学とナラティブ』が使えるようになること」「メンバーたちから『自分ごと』の意識を引き出すための、誠意とエンゲージメントの示し方を知ること」。
そして、3つ目のモジュールの目標は以下だ。
「全体を見ながらも『現在』に集中し、結果の質を担保しながら即興を演じること」
「ありきたりな結果を超えた成果を生むために、チームメンバーに異議を唱え、インスパイアし、時に場をかき乱す勇気を育むこと」
「クリエイティブ・プロセスに勢いをつける方法を学び、協働における『ファシリテーションとリーディング』の違いを理解すること」。
「経営者でも政府関係者でも誰でも、まず自分を見つめ直すことで、次の一歩が踏み出せるようになります。自分の影響力を再認識することで、自分自身が新たな『変化』をチーム、社会に生み出せるのです」(ポール)
こうした「私」からはじまる背景には、カオスパイロットが大事にしている信念がある。それは「誰もがクリエイティビティを持っている」。世界に変化や違いを生み出すため、まず「自分」とそのユニークさを知る。それが多様性、複雑性が高いカオスな世界を率いる未来のリーダーに必要な第一歩になる。