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テキサス州オースティンにて2019年3月9日開催のSXSWのセッションで語るクリス・アームソン(Photo by Samantha Burkardt/Getty Images for SXSW)

シリコンバレーに本拠を置く自動運転スタートアップ「オーロラ(Aurora)」は、グーグルの自動運転プロジェクトの責任者だったクリス・アームソン(Chris Urmson)を含む、業界の大物研究者3人によって設立された。

同社は、アマゾンなどから調達した資金を用いて、モンタナ州ボーズマンに本拠を置くLiDARメーカー「Blackmore」を買収すると発表した。買収額は公表されていない。

Blackmoreの高性能LiDARは、これまで主に国防省関連のプロジェクトに使われてきた。オーロラによると、Blackmoreの技術は自動運転車に転用が可能で、従来製品よりもコストと消費電力が少なく、長い測定を距離することができるという。

「Blackmoreが手掛けているのは、次世代技術であるFMCW(周波数変調連続波)方式のLiDARであり、より長い距離を測定できると同時に、生成した点群データの個々の点の速度を計測することができる。これは、LiDAR技術において非常に大きな進歩であり、同社は次世代LiDARにおいて世界最高水準の技術を有していると考えている」とアームソンは語った。

オーロラは、これまでに6億2000万ドル(約670億円)を調達しており、自動運転業界で最も多くの資金を調達した企業の中の1つだ。同社は今年2月、シリーズB資金調達でアマゾンやセコイア・キャピタル、ティー・ロウ・プライスなどから5億3000万ドルを調達した。

オーロラの特徴は、自動運転技術の開発に特化していることで、アルファベット傘下の「ウェイモ」やゼネラルモーターズ傘下の「クルーズ」、テスラ、ウーバーなどのように、自社で自動運転車のフリートを運営することは考えていない。その代わりに、フォルクスワーゲンやヒュンダイ、中国のEVスタートアップ「Byton」などと提携して自動運転車を開発する予定だ。

編集=上田裕資

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