楽しく仕事に取り組むための6つの方法

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3. 学び続ける

学んでいるとき、人はそこに意識をすべて集中させ、その活動に取り組む。そうすることで学習に没頭できるだけでなく、競争力を高めてくれる新たなスキルが身につくのだ。独創性が磨けるような活動に参加している人が、仕事でもすばらしい業績を上げるとする科学的研究もある。

詩を書くのでも、落書きをするのでも、絵を描くのでも、新しいソフトウェアの使い方を覚えるのでもいい。その狙いは自分の可能性を引き出し、その知識を活用して、もっと仕事ができるようになることだ。

4. 世間に与える影響に目を向ける

何をやるにも目標があるはずだ。目標を達成する一番の方法は、消費者の観点に立って考えることだ。自分の仕事が、誰かの暮らしにどのような変化を起こしているかに気づこう。もしかしたら自分が作っている商品が何百万人という顧客の問題を解決しているかもしれないし、自分が考案した方法が、人の暮らし方を変えているかもしれない。

自分の仕事を対して価値もない普通の仕事とみなすこともできるし、逆に、この世界に足跡を残す偉業と見ることもできる。どちらを選ぶかは、自分次第だ。

5. 明確な短期目標を持つ

目標を達成するにあたってまずは、計画を立てることが重要だ。具体的な短期目標と長期目標があれば、人はターゲットに集中し、それを達成するためのリソースをフル活用する。手の届きやすい目標を達成したときに得られる満足感が、長期的ビジョンを追及する情熱に火をつけるのだ。

成功への道の途中には数多くの失敗が待ち受けているものだ。しかし、仕事に没頭できれば、それらの失敗で感じる落胆や、直面する障害を逆に糧として、勝者としてゴールにたどり着くはずだ。挑戦の多い冒険への期待感があれば、人は仕事に本気で取り組み続けられる。

6. 休息する

やる気がそがれる理由のひとつに、「消耗」がある。十分な休憩を取らないと、生産性に支障が出てくる。働きすぎれば仕事の質が落ち、それが自身への不満へとつながる。その状況が続けば、やがてやる気や献身は消え失せてしまう。

そこでできるのは、疲労から回復するのに十分な時間を取ることだ。長期休暇でもいいし、週末やたった一時間の休憩でもいい。スイッチを切り替えて充電することで、創造力の源を満タンにできる。

長年にわたって、組織は幸福度と生産性の相関関係に気づいてはいた。肝心なのは、職業的・個人的目標を達成するために職場に力を与えることだ。それが、今強く求められているワークライフバランスの実現を助けてくれる。社員が仕事に積極的に取り組むことを阻んでいる「壁」が何かを、組織が理解することも必要不可欠だ。

翻訳=松本裕/株式会社トランネット 編集=石井節子

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