個性的でキャッチーな歌に力強いパフォーマンス、そして隙のないビジュアルが伴い、BLACKPINKはデビューと同時にイシューメーカーとなり、SNS上を席巻した。
メンバーは各4~6年の練習生としての下積みを経てデビューした。タイ人のリサはメインダンサーとしてパフォーマンスをリードし国外からも大きな人気を集め、ジェニーのソロパートの歌唱力は人々を魅了した。
順風満帆だったBLACKPINKを、さらなる頂上に至らしめたのは、ミニアルバムのタイトル曲として発表された「DDU-DU DDU-DU」だ。同曲は米国ビルボードチャート55位にランクインし、2018年にユーチューブで再生回数7億回を記録。K-POP史上、最高の再生回数となった(本記事公開時点では8億回を突破)。
昨年10月、BLACKPINKは正式に米国デビューを果たした。米ユニバーサル・ミュージック傘下のレーベルであるインタースコープ・レコードと契約したのだ。
韓国で生まれ育ったジス以外、メンバー全員が外国育ちで、英語も流暢にこなす。米国の人気テレビ番組「グッドモーニング・アメリカ」、「ステラ・ハン&サラ」、「レイトショー・ウィズ・スティーブン・コールベア」などに出演し、インタビューの受け答えを難なくこなし、そして強烈なステージパフォーマンスを、テレビを通して全米に見せつけた。
今年4月にリリースした「Kill This Love」は、iTunesチャートで全世界1位を記録した。米メディアによると、女性グループがiTunesチャートの1位に輝くのは、ビヨンセがリーダーを務めていたデスティニー・チャイルド以来、15年ぶりだという。コーチェラ・フェスティバルのステージに立った後には、ヨーロッパツアーをスタートさせている。
「K-POPの世界的な人気を実感した」
下記は「フォーブス・コリア」によるメンバーへのメールインタビューである。
━━デビュー4年目にして、本格的なグローバルでの活動を始動しました。
ロゼ:全世界のファンと会うことができ、私たちを知らない人々とも音楽を共有し、パフォーマンスを披露できることは意味の大きいことだと思います。
ジェニー:グローバルでの活動を始めたことによって、K-POPに対する全世界の熱意を実際に目で見て、肌で実感できたことに感謝しています。
━━ニューアルバムをリリースするのにおいて、特に力を入れたポイントや楽しめた点は?
ロゼ:曲ごとにコンセプトがまったく異なるので、イメージトレーニングを集中的に行いました。また、収録されている「Hope Not」は、実はデビュー前にレコーディングした曲なので愛着もあって、そして想像以上にうまく仕上げられて嬉しく思っています。
リサ:新曲でさらにパワフルなパフォーマンスを披露するために、ダンスのレッスンに力を入れました。メンバーが一つになったような動きを完成させるために努力しました。