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Photo by Justin Sullivan/Getty Images

フォーブス が先ごろ発表した「世界で最も価値あるブランド」100社ランキングで、ナイキは14位に入った。競合するアディダスは61位だ。

ナイキはカナダの投資銀行カナコード・ジェニュイティが行った調査でも、「革新性」と「ファッション性」「購買意欲」について米国の消費者から最も高く評価されていることが分かった。

カナコードは今年3月、米国で一定の期間内にスポーツアパレル・ブランドの衣料品を購入した消費者1400人以上を対象に調査を実施。その結果、ナイキは男女いずれの消費者の間でも、最も「革新的」なブランドとみられていることが分かった(男性の42%、女性の39%が支持)。

2位以下は、女性と男性で意見が分かれた。女性の2位はアンダーアーマー(29%)、次いでアディダス(17%)、ルルレモン(9%)だった。男性は2位がアディダス(35%)で、アンダーアーマー(18%)が後に続いた。ルルレモンを挙げた人は、ごくわずか4%だった。

新戦略が奏功

ナイキが「イノベーションの影響力」「商品の市場への投入の速度」「顧客との直接的なつながり」を2倍にすることを目指して2017年に打ち出した「トリプルダブル戦略」に基づき、力を入れてきたのが上述の3つの分野だ。

このうち革新性については特に、男性の高所得層(年収6万~15万ドル、約657万~1640万円)で成果が上がっている。ナイキを「革新的なブランド」と認知する消費者の割合は、昨年12月の調査での38%から44%に急上昇した。

さらに、ナイキに対する同様の見方は25~34歳と35~49歳の女性の間でも広まっており、同時にアディダスを「革新的だ」とみる女性が減少している。
女性向け衣料品の売上高がナイキ全体の売上高に占める割合は、およそ25%だ。そのためナイキは、この市場セグメントを自社に重要な機会をもたらすものと捉えている。女性向けアパレル市場全体の規模は、男性向けの1.5倍だ。

「ファッション性」でも高評価

ジョギング中、またはコートやフィールド、ヨガスタジオでファッショナブルに見えることは、スポーツアパレル・ブランドが売り上げを伸ばす上でのもう1つの重要な要素だ。この分野でも、性別を問わず消費者の支持を得ようとしてきたナイキの努力は奏功している。

「ファッショナブルなブランド」として同社の名前を挙げたのは、いずれも競合他社と比べて最も多い男性の42%、女性の31%だった。

編集=木内涼子

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