面接での「はい/いいえ」型質問 回答時に避けるべきこと

Stokkete / Shutterstock.com


2.「〜のやり方を知っているか?」

この質問に対するベストアンサーは「いいえ、まだです」だ。この手の質問は、プログラム言語の知識や、特定のアプリケーションの使用方法など、技術的なスキルについてのものが多い。類似プログラムを使用した経験があれば、それについて説明する。未知で馴染みのないものだった場合、「まだ経験ありませんが、ぜひ習得したいです」と答えるのが適当だ。こう答えることで、正直さを保ちつつ、新しいことに積極的に取り組む姿勢を示すことができる。

3.「〜は得意か?」

この質問は、リーダーシップ、チームワーク、コミュニケーションといったソフトスキルについての場合が多い。自分のスキルを披露するチャンスとなる質問だ。自分の能力についてや、自分がその仕事にぴったりの資質を持っていることを、自信を持って説明しよう。決して自分を卑下したり、謙虚過ぎる印象を与えたりしてはならない。正直に言って、この質問の答えが「いいえ」であるべきではない。もしそうなら、その理由を詳しく説明し、面接官を失望させてしまうことを覚悟しよう。

回答は全て仕事に関連するものである必要はない。仕事以外で関連する経験があれば、面接でそのことについて話しても全く問題ない。これは、自分の才能や興味の幅広さを示すのにとても役立つ。ひとつ注意点を挙げると、経験談は関連するものである必要がある。例えば、パーティーで人をもてなすのが上手でも対人スキルの証明にはならないが、コミュニティーイベントの企画が上手であればその証明になる。

以上の方法が適用できるのは就職面接だけではなく、シンプルな「はい/いいえ」型質問を受けたときはいつでも使うことができる。次にミーティングに出席する時は、ただ「はい」や「いいえ」で答えるのでなく、できるだけ詳細な説明を加えることで、どれだけ多くのインパクトを与えられるかをみてみよう。

編集=遠藤宗生

ForbesBrandVoice

人気記事