キャリア・教育

2019.05.24 15:00

昇給の要求時に避けるべき3つのこと

S_L / Shutterstock.com

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昇給を求める際には、ただ上司のオフィスを訪れてもっと金をくれと要求するだけではいけない。そんなやり方をすれば、きっぱりと拒否されるだけだろう。そうではなく、会社に対して自分が昇給の価値がある人材であることを証明しなければならない。

昇給交渉をするときは、就職面接に望む際と同じように準備をしよう。自己アピールの文言を練習し、自分の重要なセールスポイントを理解し、以下の3つの過ちを犯さないようにすること。

1. 十分な理由を説明できない

昇給が実現するかどうかは、あなたが自分をどう売り込むかにかかっている。売り文句は、自分が会社にもたらす価値に焦点を当てる必要があり、自分の価値やコミットメント、成果を示すストーリーであるべきだ。上司に対し、昇給を願い出るだけの十分な理由があることを示さねばならない。勤続年数が長いとか、現在の役職に長く就いているというのは理由として不十分だ。どちらも、自分により高い価値のあると考える理由にはならない。

では、十分な理由となるのものとは何か? それは、目標達成、期待以上の成果、継続的な努力、チームへの貢献などの実績だ。自分の業績とコミットメントは、昇給を求める際の2つの重要なセールスポイントになる。現在の業績に加え、将来的な成長や自己開発の計画も同様に重要だ。上司に対し、自分が会社に留まり続ける意思があることを示せる。また、今後も勤勉さを保ち続けるという意欲もアピールできる。

2. 裏付けの数字を示せない

自分が昇給する価値のあることを証明するためには、自分の主張を裏付けるものがなければいけない。説得力あるアピールには、理由付けに加え、統計や数字のデータという形の厳然たる事実を示す必要がある。数字は自分の実績を確実かつ具体的に示してくれるため、できるだけ具体的な数字を提示しよう。ただ売り上げが増加したと言うのではなく、パーセンテージや金額など具体的な数字を示すこと。データは昇給を要求する際の強力なセールスポイントになる。

自分の業績や成果のリストを作成し、その事実を裏付ける数値で補足する。このステップに時間を掛けるのはとても大切だ。焦ってアピールを始めた後で、何かを忘れていたことに気づくことは避けたい。
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編集=遠藤宗生

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