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米化粧品企業エスティローダーのファブリツィオ・フリーダCEOは、その知名度から2年連続でトップ10入りを果たした。非ローダー出身者として初めて同社のCEOとなった2009年、フリーダはブランディング面の大きな課題に直面した。それは、ミレニアル世代に対し創業63年の同社の魅力をどう伝えるかだった。

フリーダは、ミレニアル世代を納得させるためにはブランドの再構築だけでは足りないことを理解していたため、内部から変革を開始。世界規模の「逆メンター」プログラムを導入して従業員の継続的な学びと成長を奨励するとともに、ミレニアル世代の採用に力を入れた。英紙フィナンシャル・タイムズによると、現在エスティローダーの労働力のうちミレニアル世代が占める割合は67%だ。

こうした変革により、同社はミレニアル世代に焦点を当てた美容ブランドのスマッシュボックスやベッカ(Becca)、トゥー・フェースト(Too Faced)の買収などで注目を集めることができた。

今年のランキングでの不安要素は、女性の不在だ。昨年に唯一の女性としてトップ10入りを果たしたキャンベルスープのデニス・モリソンCEOは、その後辞任している。RIは女性リーダー不在の理由として、世間での認知度の平均が男性CEOは15%なのに対し、女性CEOは12%と低いことを指摘している。

しかしハーングリフィスは、この傾向が間もなく変化すると考えている。彼によると、注目の女性CEOは製薬世界大手の英グラクソ・スミスクラインを率いるエマ・ウォルムズリーだ。「彼女は大手製薬会社初の女性CEOで、とても破壊的なことをしてきた」とハーングリフィス。「女性CEOの数が大きく増えることを予想している。エマの人となりや彼女が代表しているものはロールモデルだと思う」

調査方法

ランキング作成にあたり、RIは今年1月から2月の間、14カ国23万人以上にアンケートを実施。対象となった140人のCEOは全て、一般人口の少なくとも50%に認知される企業を率いている。またCEO自身も一般認知度が10%以上であることが条件とされた。

世界で評判の良いCEOランキング上位10人は次の通り(順序はアルファベット順。かっこ内はCEOを務める企業)

ベン・ファン・ブールデン(ロイヤル・ダッチ・シェル)
カーステン・シュポア(ルフトハンザドイツ航空)
クリストファー・ナセッタ(ヒルトン・ワールドワイド)
デービッド・ホール(メアリー・ケイ米国)
エマニュエル・ファベール(ダノン)
ファブリツィオ・フリーダ(エスティローダー)
マイケル・デル(デル)
ニールス・クリスチャンセン(レゴグループ)
ラルフ・ハマーズ(ING)
古川俊太郎(任天堂)

編集=遠藤宗生

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