挑戦する人と挑戦する企業をつなぐ、Forbes JAPAN 初の採用ブランディング

人生には転機がある。一度ではない、幾度と。

その転機において、最大限の力を発揮できるか否か。思い切れるか否か。それが、転機を“好機”に変えられる唯一無二の方法と言えるのではないだろうか。

今回は株式会社ARROWSのCEO、浅谷治希は2つの転機を好機に変えた男だ。

一つは、10代半ばで人生を賭け、道を拓いた。もう一つは、シェアハウスで出会った転機を好機に変えた。ちなみにARROWSはビジネスになりづらいとされ、これまで多くの企業が参入をためらった「学校教育業界」を舞台に事業を展開している会社である。2019年4月1日に旧社名LOUPEから社名変更。リブランディングも同時に行ない、「先生から、教育を変えていく」という新ビジョンを掲げている。もちろん、事業化についても成功し、マネタイズも好調だ。

浅谷はなぜ、教育の大元である文科省や教育委員会から攻めるのではなく、現場で奮闘する先生から教育を変えていこうとしているのか。まず、今の先生たちを取り巻く環境からおさらいしていきたい。

いつの間にか、尊敬されなくなった先生たち

かつて、先生という人種は聖職者と言われ、人々から尊敬の念を受けていた。子どもたちに教育を施し、明るい未来へと導く存在であると認識されていた。今はどうだろう。決して少なくない数の先生たちが保護者と生徒の“顔色”を伺いながら、日々、教壇に立っている。

労働時間は長く、やることは常に山積み。毎日の授業の準備、部活動の顧問、報告書やプリントの作成、採点に進路指導……あげていけばキリがない。頑張っている、なのに世間からは「浮世離れ」「世間知らず」と批判されることさえある。彼らは今、職業面における社会的弱者と言っても過言ではない。

これでは、どう頑張ればいいのかわからない。ただ単調に授業だけを行なえばいいのか。ただ、それでは日本の未来はどうなる。教育における方針・戦略が変わっても、それを実践する戦術の人、つまり先生が評価されなくては、日本の教育は変わらない。

「小学校、中学校、高校......日本国内だけでも約100万人もいる先生たち。彼らが情熱に燃えて日々生徒に向き合えるようになれば、学校は次のステージに突入し、日々学校に通う1200万人の子どもたちが変わる。そしたらきっと、日本の未来が変わる。そうなるために、とにかく応援しようっていうのが僕らのスタンスです」

では、なぜ浅谷は学校教育に対してそのような思いを抱くようになったのか。あらためて彼の2つの転機を紹介する。



3年間、1日15時間の勉強。「これでダメなら、この人生を諦めようと思った」

日本では名門とされる慶應義塾大学を卒業した浅谷だが、実は中学時代の成績は芳しいものではなかった。希望の高校には入れなかったが、早慶に入りたいという気持ちだけはあった。

おそらく多くの少年であれば、「まあ、何とかなる。とりあえず高校生活を楽しもう」と楽観視するのではないだろうか。だが、浅谷は違った。

「このままだと、中途半端な人生を送ってしまうという確信があったんです。だから、高校3年間は思いっきり勉強をやりきろうと。それで伸びなかったら、この人生は“捨てよう”とすら考えました。自分を実験台に、人間の伸びしろを試してみたんです」

齢(よわい)15で、のこの思考。まさに異質。

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