リーダーにありがちな3つの間違いとその回避法

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より良いリーダーになることは、チームの成功と企業の発展に欠かせないものだ。良いリーダーになれば、チームのメンバーに力を与えて最高の成果を引き出すことができるし、成長と革新の土壌を作ることができる。

リーダーシップを発揮する方法は人によって異なるが、良いリーダーは次の3つの性質を共通して備えている。

a. 明確なコミュニケーションを取る
b. 自信を持って仕事を振り分ける
c. チームに投資する

チームが質の高いプロジェクトを大規模に、そして急速に構築できるよう支援する企業、サークルCI(CircleCI)のジェーン・キム売り上げ担当副社長は、同社の理念を確実に実現するため多くのチームを監督している。

キムは効果的なリーダーシップの力を直接目にしてきた。チームの士気を維持することから全てのメンバーを鼓舞することまで、良いリーダーシップは会社を前進させる鍵となる。

ここでは管理職のリーダーシップ向上を支援するために、キムが初期に犯していた間違いと何度か失敗を重ねて学んだ教訓を紹介する。

1. マイクロマネジメントをすること

「アカウントエグゼクティブ(新規開拓営業)を務めていたとき、私の強みは事業価値を売り込むことだった。この戦略は私にとても合っていて成功し、私は管理職に昇進した。私は当然、成功を収めるためにはチームが私のようにならなければならないと考えた」とキム。

「しかし私はすぐに、あるチームに属する全員が同じ強みや弱みを持ち、プロセスを実践しているわけではないことに気が付いた。全員が同じであれば議論やアイデアの共有、多様な意見が制限されてしまうので、むしろより有害なことだ」

最初はマイクロマネジメントをしたくなるものだし、チームとの間の信頼を構築している最中なのでなおさらだ。しかし、マイクロマネジメントは潜在能力と成長を抑えてしまう傾向がある。チームメンバーをなかなか信用できない場合、キムはマイクロマネジメントをする代わりにメンバーを理解することを勧めている。

チームをランチに連れ出し、率直な会話をしよう。また、チームビルディング活動のための時間を捻出する。チームの強みを理解することで、潜在能力を最大限引き出す手助けができる。目標を達成する方法は一つではない。リーダーとしてのあなたの仕事は、チームメンバーがそれぞれ自分の方法で目標を達成できるよう支援することだ。
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翻訳・編集=出田静

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