COLORS IN MACAO マカオで極彩色を浴びる旅

マカオで色のシャワーに触れる

日本からは直行便で5時間程度、最も身近でポピュラーなトラベルデスティネーションのひとつ、マカオ。エンターテインメントが充実する当地では土地の開発が進み、日々新たな顔が私たちを驚きとともに迎えてくれる。

写真は今年9月にオープンした「ザ・パリジャン・マカオ」。約3000の客室とスイートルーム、エッフェル塔からの見事な眺望…世界トップクラスのカジノホテルといえよう。オープニングセレモニーには世界中からセレブリティたちが集結し、花火とともに祝杯をあげた。

BLOOMING FIREWORKS
夜空を彩る鮮やかな花火たち



中秋の名月の頃、マカオで毎年開かれる花火の祭典、「マカオ国際花火ディスプレイコンテスト」。澄み切った夜空を色とりどりの花火が彩る、艶やかな祭りだ。この日のために、各国の花火職人たちが集結。腕によりをかけた自信作をこの場で披露するのだ。ドーンという音とともにほんの一瞬で終わってしまう華の命。花火一発いっぱつに込めた彼らの想いが咲き乱れ、そしてわずかな余韻とともに消えていく…まるで我々の人生の縮図を見ているような気がしてならない。





TWILIGHT, SILENT and HEART BEAT



陽が傾き夜の帳がおりようとするころ 刻一刻と変わる空の色を見ているうちに 心のざわつきを感じて、ふと不安になる

まるでこの地球上にたった一人、無力な自分がポツンと取り残されているような でも、陽が暮れ空が真っ赤にそまるころには そんな自分も受けいれて明日が楽しみになっているんだ

自然の変化が僕らの心に訴えかけてくる そんな地球との対話の時間 トワイライトと静寂は僕らにそんなトキメキと鼓動を与えてくれるんだ



FANCY COLORS



マカオはまたアートと遊び心に溢れた土地でもある。 WYNN PALACE COTAIもそのひとつ。世界的なアーティスト、JEFF KOONSのアートピースが 迎えるエントランスをはじめ、美食、エンターテインメント、デザイナーズブランドの ブティックが立ち並ぶアーケード…アートに溢れたリゾートは我々の五感を刺激してやまない。



FEEL EUROPEAN BREATHE
西洋の風を感じる場所

1999年に中国に返還されるまでポルトガルによって統治されてきたマカオでは街の至るところにヨーロッパ文化の面影を感じることができる。



「聖フランシスコ・ザビエル教会」

日本でのキリスト教の迫害によって、1597年には長崎で26人の外国人および日本人のカトリック信徒が磔にされ、1637年の島原の乱で数百人の日本人 キリスト教徒たちが殺害さた。殉教者たちと一部の反乱者の遺骨はマカオに運ばれ、聖ポール大聖堂に保管されたが、火事で聖堂が焼け落ちた後、遺骨は大堂に移され、1974年には聖フランシスコ・ザビエル教会に移された。数年前、遺骨は聖ヨセフ修道院とその博物館に移されたが、数多くの人々、特に日本人キリスト教徒たちは今もなおこの教会に足を運んでいるのだという。

「Lord Stow’s BAKERY」 マカオ最南端のコロアンにある、マカオ名物「エッグタルト」発祥の店。卵をふんだんに使用することで濃厚かつとろみのあるエッグタルトが完成、地元の人はもとより、世界中の観光客を魅了しつづけている。店内で製造しているため焼き上がりを狙ってアツアツを食するのがおすすめだ。




MACAO DOWN TOWN



インターネットでは知る事の出来ない世界を見にいくなら、ダウンタウンへ足を踏み入れよう。 迷路のような路地をさまよい、気になる店にふらりと入る。 そこが冒険の醍醐味であり一番のハイライト。 どこか郷愁を感じさせるマカオの下町は僕たちを暖かく包んでくれた。




BLACK AND WHITE!!



マカオパンダ館 見てもみても飽きることのない人気動物、ジャイアントパンダ。 コロアンにあるパンダ館では広々とした土地を活かし、2つの観覧通路から それぞれの目線でパンダを観察することができる。むしゃむしゃと笹を食む 彼らをみていると、小さな悩みなんてどうでもよくなる。癒しのひとときを、マカオで。



所在地:Macau Giant Panda Pavillion, Seac Pai Van Park
開館時間:10:00~13:00、14:00~17:00(最終入館は16:45)。1日あたり6回(1時間間隔)の入場入れ替え制。月曜休館。月曜が祝日の場合は火曜休館 入場制限があるため、事前にチケットを購入するとよい。
入館料:10パタカ
Tel:+853 2833 7676

ADVENTURE KING 

http://adventureking.jp/

Text by Makiko Yamamoto / Photo by Sebastian Angel

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