ビジネス

2019.05.22 08:00

1人ではなく、3人で。FIREBUGがテックとの掛け合わせで狙う、個の時代の「エンタメ」とは何か



代表取締役CEOに就任した宮崎聡

「芸能はテレビと一緒に大きくなってきました。テレビが成熟産業になっていく中で、今後成長する領域は、やはりインターネットです。しかしユーチューブをはじめ、基本的にはコンテンツは自前で調達・制作する必要があるんです。しかし自前だと限界があります。『どう伸ばしていいかわからない』『どういうコンテンツを作ったらいいかわからない』という悩みがクライアントにはあって、そこにFIREBUGが入り込んでFIREBUGがマネタイズするような支援もできたら、と思っています」(宮崎)

テクノロジーを活用し、新しいコンテンツフォーマットを創造する

「僕が吉本にいた時にいいなと思ったのは、芸人さんがいて、劇場があって、つまり吉本にしかないものがあるということでした。しかしこれからのエンタメの会社は”そこの会社にしかないもの”が芸人やタレントが所属していることではなく、テクノロジーを熟知していることや『今っぽい』こと、今の若い人たちが見たくなるコンテンツ企画のノウハウがあることなど、いかに自社独自のサービスを持っているかだと思います」(佐藤)

テクノロジーを活用して新しいコンテンツフォーマットを創造することをFIREBUGでは明確なミッションとして描いている。今は動画というコンテンツフォーマット、特にユーチューブが一番伸びており、そこに大きなニーズがあることからまずはそこを支援することから始めてみようという考えだ。最終的には、動画×テクノロジーで自前の動画サービスや、新規サービスを今後手掛けていく予定だという。

文=大木一真 写真=小田駿一

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