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Eコマースやフィンテックサービスなどの顧客サポートで、存在感を高めるのがAI(人工知能)を活用したチャットボットだ。調査企業ガートナーは、チャットボットが次世代のインターネットのユーザーエクスペリエンスの標準となると予測し、マイクロソフトなどの大手もこの分野への注力を深めている。

この流れはスタートアップ業界にも波及し、様々な新興企業がチャットボット関連のイノベーションを進めている。フォーブスの「30アンダー30」出身の起業家が設立した「Heyday.ai」は、チャットボットをEコマース向けのデジタルアシスタントに活用し、2025年には市場規模12.5億ドルへの拡大が予測されるチャットボット市場に乗り込もうとしている。

カナダのモントリオールで23名の社員を抱えるHeyday.aiは先日、200万ドルのシード資金をInnovobotとDesjardins Capitalから調達した。同社を2017年に創業したのは「30アンダー30」に選出されたÉtienne MérineauとDavid Bordeleauらの4人だ。

Mérineauは調達資金で海外進出を加速させ、新たなプロダクト開発を進めていくと宣言した。Heydayは小売業界の企業向けに、セールスやサポート、新規顧客の獲得を支援するチャットボットを提供している。

同社の顧客企業には、食品メーカーのダノンやフランスのアウトドア用品店のデカトロンらがあげられる。また、フォードやリンカーンのディーラーもHeydayのチャットボットを利用している。

「今後はフォーチュン500に選ばれるような大企業に限らず、あらゆる企業のチャットボット導入を支援していきたい」とMérineauは話した。

Heydayのチームが目指すのは、彼らが「会話型AIのスーパーパワー」と定義するツールを、世界のビジネス現場に導入していくことだ。同社は北米市場を軸に据えつつ、アジア市場への進出を視野に入れている。

Heydayは2020年の終わりまでに、米国でのシリーズA資金調達の実施を計画している。「今回のシード資金を調達できたことは非常に誇らしいが、Heydayの歴史はまだ始まったばかりだ。社内のメンバーとビジョンを共有し、今後のミッションを進めていく」とMérineauは話した。

編集=上田裕資

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