小さなスペースか部屋を仕事専用の場所として確保しよう。自分が最も気が散る原因(積み重ねられた皿や稼働中の洗濯機など)を考え、そこからできる限り遠い場所に作業場所を作る。
出勤するときは“オフィス”に入り、作業をやめるときにはその場を実際に去ること。コンピューターと電気を消し、自分に精神的な休憩を与え、次の日になるまで仕事に戻ってはいけない。
仕事での孤立感は、生活のあらゆる分野や側面にゆっくりと広がっていくことがある。そうならないようにすることが大事だ。
3. 技術を活用してつながりを築く
英ロイター通信の記事「How to create connections at work in the age of isolation(孤立の時代に職場でつながりを作る方法)」によると、2000人以上の管理職と従業員を対象として行われた調査において、職場でのコミュニケーション手段として電子メールを使うと答えた人は45%、テキストメッセージを使う人は15%、インスタントメッセージを使う人は12%だった。しかし、これでは対面での交流が不足し、見えない壁ができてしまう。
重要な会話や会議をするには電話をかけ、技術をつながりを築く手段として活用しよう。フェイスタイムやズームのようなアプリケーションを使い、電話会議を設定すればなお良い。
脳の紡錘状回という部分は、顔や表情の認識に使われている。相手の顔を視覚的に見ることでコミュニケーションが向上し、その他の方法では構築できないような絆とつながりが生まれる。
4. オフィスを訪問する
大企業で働いている場合、毎年決まった回数(四半期に1回など)出社することについて上司と話し合おう。
職場に出向いたら、対面での生産的な会議をできる限り多く設定する。いつも電子メールを交換している人がいれば連絡を取り、出社したときに一緒にランチをしよう。こうすれば同僚との間に、実際に会わなければ失われていたつながりや共感、親密さが生まれる。人間同士の絆を築くことで、仕事ではより深いつながりが生まれる。
自分で会社を経営している場合、顧客や同僚が近くにいる場合は直接会う約束をしよう。そうすれば関係性構築だけでなく、生産性向上の効果がある。実験社会心理学ジャーナル(Journal of Experimental Social Psychology)に2017年に発表された調査では、直接会話することは電子メールを交わすことの34倍の効果を持つことが示されている。
孤独感を感じている場合、あなただけではないことに気づこう。シグナの行動保険担当最高医療責任者(CMO)であるダグラス・ネメセックは、孤独感は1日15本のタバコを吸うことと同じ悪影響を体にもたらすと述べている。ここに挙げた4つのコツを導入し、誰か話し相手が必要な場合は助けを求めること。