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フェイスブックは5月10日、「第2のケンブリッジ・アナリティカ問題」が生じた可能性があることを明らかにした。

この発表が行われたタイミングは、同社CEOのマーク・ザッカーバーグがフランスのエマニュエル・マクロン大統領とコンテンツ管理の強化について会談を行ったわずか数時間後であり、同社の共同創業者のクリス・ヒューズがザッカーバーグを強烈に批判した数日後のことだ。

フェイスブックは、「フェイスブック上でアプリを運営する韓国のデータアナリティクス企業Rankwave社に対する訴状を、カリフォルニア州上級裁判所に提出した」と発表した。訴状を入手したテッククランチは次のように報じている。

「Rankwaveは、顧客企業のアプリがフェイスブックの認証を取得する支援をし、アプリが収集したユーザーデータを入手していた。同社は、データから属性や行動特性を分析し、企業にユーザーのコンタクト情報を提供したり、ターゲティング広告の支援をしていた」

Rankwaveのビジネスモデルは、ケンブリッジ・アナリティカとよく似ている。ケンブリッジ・アナリティカは、性格診断クイズを使って集めたデータをもとに複雑なアルゴリズムを作り、ユーザー自身やその友人をターゲットにした広告を配信していた。

フェイスブックによると、Rankwaveは30以上のアプリを使ってユーザーのコメントや「いいね!」を分析していたという。同社は、ほかにもユーザーの投稿の人気度をトラッキングし、「ソーシャル・インフルエンス・スコア」を算出するアプリも運営していた。

Rankwaveのアプリは、現在もGoogle Playストアでダウンロードすることができる。

ケンブリッジ・アナリティカのスキャンダルが発覚した際、フェイスブックは対応が後手に回ったことを批判された。実際には「対応せざるを得なくなるまで行動することを渋った」といえる状態だった。

フェイスブックは当初、幹部が問題を把握していなかったと釈明したが、その後、社内会議でこの問題が取り上げられていたことが明らかになっている。

ザッカーバーグは、マクロン大統領との会談後、フランスのテレビ局に対して次のように語った。「我々は、インターネットにおける新たなルールを作り、企業や政府の責任を明確にする必要がある」

編集=上田裕資

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