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2019.05.16 12:30

名古屋めし専門店は登場せず 「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版」の意外なリスト


発表会には、各県の知事などの地元関係者も集まり、期待を寄せる。

三重県の鈴木英敬知事も「ミシュランガイドの登場はインバウンドのニーズが高まる3県にとってうれしいこと」と話す。日本は観光先進国に向けた政府の政策で、2020年には4000万の外国人の訪日を目指している。ミシュランガイドをツールに地域プロモーションをさらに強化していきたい考えだ。



飲食店と宿泊施設を星の数で格付けする「ミシュランガイド」のはじまりは1908年。当初は車を使ってもらうために、旅行の旅程表などを無料で作成したり、道路地図などを発行してきた。1926年から、おいしいレストランを示す星が誕生し、1933年ごろには現在でも使われている「遠回りしてでも訪れる価値がある」など、タイヤメーカーらしい星の定義が登場した。いわば、コンテンツマーケティングのはしりとも言える。

ポール・ペリニオ代表取締役社長は「3県のエリアは広く、それを調査するのは時間がかかった。しかし、目標はすべての都道府県をカバーすること」と話す。世界中で発行されているミシュランガイドだが、他国と比べて日本の特色について尋ねると、「日本が他国と比べてユニークなのは、とにかく食の種類が多いこと。一言に和食といっても、寿司や天ぷら、蕎麦もある。これは他国にあまりないバリエーションの豊富さ」と答えてくれた。

「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版」は5月17日に発売される。

文・写真=中村祐介

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