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アパレル企業らが売れ残り商品を売却できるオンラインプラットフォームの「Otrium」が、780万ドル(約8億7000万円)の資金調達を実施した。今回の調達はIndex Venturesが主導した。

フォーブスの「30アンダー30」にノミネート歴を持つMilan DanielsとMax Klijnstraの2人が2016年に立ち上げたOtriumは、既に約100社のブランドと提携を結んでおり、プーマやスコッチ アンド ソーダらも参加中だ。同社はブランドが販売したアイテムから、非公開の比率の手数料を徴収している。

Otriumは60万人以上の利用者を抱え、Indexによると直近の年間売上は400%のペースで上昇を遂げたという。

世界のファッションブランドの多くが売れ残り商品の処分に苦戦している。バーバリーは昨年、1年間に2800万ポンド(約42億円)相当の衣類やアクセサリーを焼却処分していたと報道された。高級ブランドメーカーは、商品の値引きがブランド価値の低下につながることを懸念するため、このような事例は珍しいものではない。

「数十億ドル相当の価値ある衣類がシーズンごとに売れ残り、無駄になったり燃やされたりしている。Otriumはアパレル企業に無駄を最小限に抑えるソリューションを提供していく。当社はクローズドな買い手のコミュニティを持ち、アパレル企業がコントロール可能な環境下で、売れ残り品の販売が行える」とOtriumの創業者らは声明で述べた。

今回の出資を担当したのは、Index VenturesのDanny Rimer だ。彼は過去にEtsyやNet-A-Porter、Glossierなどのアパレル系のスタートアップへの出資を手がけていた。

「Otriumはファッションブランドにとって非常に魅力的なソリューションを提供する。彼らのプラットフォームは、既存のディスカウント店や自社で運営するアウトレットを置き換えるツールになる」とRimerは声明で述べた。

ロンドンで設立されたIndex Venturesは、欧州最大のベンチャーキャピタルとして知られている。

編集=上田裕資

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