ビジネス

2019.05.14

セリーナ・ウィリアムズが語った「母親論、チーム論、仕事論」

Slackのカンファレンス「Frontiers 2019」の基調講演に登壇したセリーナ・ウィリアムズ


お手本となったのは、姉のビーナス・ウィリアムズだった。

「私の人生は今まで、常に誰かにミッションを設定してもらっていました。でも、リーダーはビジョンを示さないといけない。いち早くミッションを設定し、みんなが何を求めているかを知り、私が何を求めているかを知ってもらう。そして、それをチーム内で共有する。これは姉のビーナスから学びました」(セリーナ)

批判的な声を改善につなげていく

そしてセリーナは冒頭にも記載した通り、2014年にベンチャーキャピタル「セリーナ・ベンチャーズ(Serena Ventures)を立ち上げたほか、2018年には自身の名前を冠したアパレルブランド「セリーナ(Serena)」を立ち上げるなど、従来のプロテニス選手の枠組みを越え、幅広く活躍している。セリーナ曰く、テニス以外のことにも関心があったそうで、こうした取り組みを通じて良い刺激を得ていると言う。

「私は投資先の資料を見たり、スタートアップの創業者にアイデアに触れたりするのが、とても好きです。この経験を通じて、私はさらに成長することができますし、より楽しみなことが増えました」(セリーナ)

数々の成功を手にしているセリーナだが、周囲から批判の声があがることも多いそうだ。その経験を踏まえ、彼女は最後、観衆に向けて「自分のアイデアがすべて正しいと思ってはいけません。もちろん悪口のような批判には目を向けるべきではないですが、建設的な批判には目を向け、その声をもとに改善を重ねていくことが長期的な成長には大事」と語った。

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