母の日発祥の地、米国のメディアがすすめる「まだ間に合う贈り物」

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ロサンゼルス・タイムズ紙のおすすめは、西海岸のイメージどおり「屋外活動」タイプ。「パジャマと香水とカーネーションだけはNG! サップボードかテニスコートの予約をしよう」と、とことん運動を推奨している。
 
同紙が「タフマダーな毎日を乗り切るための救いになる贈り物」としてすすめているのは、以下8つのアイテム。「タフマダー」とは、アメリカで人気の過酷な障害物レースのことで、泥プールなどを含む約20kmのコースを進む超ハードなものだ。 

1. ばら色のサングラス
2. 運動後の羽織りにちょうどにいいUPF25+のフーディー
3. 娘とお揃いのレギング
4. 自己ベストを出すためのランニングシューズ
5. ミネラル成分を含む生地のTシャツ
6. ジム用のトレーニング「スカート」
7. ボーズのワイヤレス・スリープバッド(耳栓)
8. 電動の筋肉マッサージガン

最後の2つはエクササイズ用品ではないが、ボーズ製なのに音楽が聞けない耳栓とか、凝りを「やさしくほぐす」というよりはガンで激しく「叩く」、ストイックなマッサージ機と、かなりハードだ。

母の日は、「母を思う」日

いずれにせよ物品でなく、「おつかれさま」や「お手伝い」のサービス系ならば、当日でも間に合いそうだ。

前出の「Care.com」はまた、「母の希望を聞く前に、自分で望みを探りあてることが一番重要」とも書いている。母の日として「すべての母をたたえる記念式」はできても、「すべての母を喜ばせる贈り物」はない、というのが真実だろうか。

さて、大小の障害物を乗り越えながら毎日を送る日本の母たちの心を慰め、整える最高の贈り物となり得るのは、どれだろう? あるいは、「現在子育て中の母たち」を育てあげ、静かな生活に入った母たちの心を「スパーク・ジョイ」させる贈り物とは?

「母の日」誕生のきっかけを作ったといわれるアンナ・ジャービスはどうやら、西洋東洋問わず、毎年「母を思う時間」も、われわれにプレゼントしてくれたようだ。

文=石井 節子 画像=shutterstock.com

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