「他にも、スタートアップを取り上げるメディアが東京に集中しており、全国的に知名度を上げるチャンスが少ないことも課題です。そうしたスタートアップの課題をなんとか解決していくことがVCの仕事だと思っています。F Venturesが福岡発スタートアップのエコシステムを構築していく上で重要なポジションを担っていきたい、その使命感を感じています」(両角)
起業ムーブメントの盛り上がりを見せる福岡だが、今後はいかにカルチャーとして深く根付かせていけるかというフェーズだ。両角が意識しているのは「コミュニティ(溜まり場)」を作ること。起業を目指す大学生は福岡でもまだまだマイナーな存在であり、アウトサイダーであるという。そうした将来の起業家たちが気軽に集まり、互いに切磋琢磨できる環境を、「TORYUMON」をはじめとした様々な仕掛けで、今後より一層整えていく。
未来の福岡が経済的に成長していくため、5, 10年後に福岡発で活躍するスタートアップが生まれていくための「種まき」として、F Venturesは福岡のスタートアップコミュニティに発展に力に入れていく予定だ。