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メリーランド州(Sergey Novikov / Shutterstock.com)

STEM、つまり、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の頭文字をとった分野に属す職業は、アメリカ経済の安定と継続的な成長にとってきわめて重要だ。STEM分野の職業は通常、コンピューティングやプログラミング、シリコンバレー流イノベーションを連想させるが、製造業から食品加工、現代医療に至る、ありとあらゆる業種を突き動かす原動力でもある。

先端技術は、今後の繁栄を確実なものにするうえで重要であり、アメリカで最も高収入かつ安定した職業はますますSTEM分野のものになりつつある。金融分析サイト「24/7 Wall Street」はアメリカ労働省労働統計局のデータを分析し、STEM分野の人材が最も集中している大都市圏を明らかにした。

アメリカ国内でハイテク人材が最も集中している場所は、メリーランド州のカリフォルニア/レキシントンパーク都市圏であることがわかった。同都市圏では、全米でSTEM分野の職業に就く人の4分の1近くが働いている。さらに、同都市圏におけるSTEM人材の年収中央値は10万2826ドル(約1139万円)であり、アメリカ国内で最高額だ。

首都ワシントンに近いこの都市圏には、大手軍事企業が密集している。BAEシステムズやノースロップ・グラマン、ロッキード・マーティンなどが、科学、工学、数学に秀でた労働者を雇用している。

言うまでもなく、シリコンバレーを擁するカリフォルニア州サンノゼ地区も、STEM分野の人材が集中する都市リストの上位に入っている。サンノゼ/サニーベール/サンタクララ都市圏は、STEM分野人材の20.1%が働いており、2位となった。

続く3位タイ(3位が2都市)が、アラバマ州ハンツビルと、コロラド州ボルダーで、ハイテク人材の雇用割合はそれぞれ15.7%だった。

STEM分野人材の雇用割合から見たアメリカ都市圏ランキング(2017年)

1. カリフォルニア/レキシントンパーク(メリーランド州):24.8%
2. サンノゼ/サニーベール/サンタクララ(カリフォルニア州):20.1%
3. ハンツビル(アラバマ州):15.7%
3. ボルダー(コロラド州):15.7%
5. ダーラム/チャペルヒル(ノースカロライナ州):12.3%
6. ワシントンD.C./アーリントン/アレクサンドリア(コロンビア特別区):11.7%
7. シアトル/タコマ/ベルビュー(ワシントン州):11.0%
8. ローリー(ノースカロライナ州):10.8%
9. オースティン/ラウンドロック(テキサス州):10.6%
10. ボストン/ケンブリッジ/ニュートン(マサチューセッツ州):10.4%

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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