2. 本棚の本の数を減らす
どの本を取っておき、どの本を手放すかはどうやって決めるのだろう? まずは自分が持っている本を次の4つのカテゴリーに分類しよう。
・今まで読んだことがなく、これからも現実的に考えて読むと思えない本。寄付しよう。
・読んだことがあるが読み返さない本。寄付しよう。
・自分が読んだ本で、人生に影響を与えてくれた本。取っておくこと。あるいはあなたと同じくらい影響を受けるかもしれない人に貸してもよい。
・既に読んだことがあるが、もう一度読みたくなると分かっている本。取っておくこと。
3. 壁や間仕切り、掲示板をシンプルにする
作業スペースの壁や間仕切りを批判的な視点で見てみよう。写真やポスター、インスピレーションを与えてくれる飾りなどであふれているだろうか? 卒業証書や証明書などを飾った自負心むき出しの壁になっているだろうか? それとも棚を壁に取り付けて、小さなものを何層にも飾っているだろうか? 集中力の邪魔になるようなものは排除し、必要のない棚やホワイトボード、掲示板は取り外そう。
4. 書類キャビネットを整理する
デジタルの時代になっても、多くの人は紙をファイリングしている。書類をファイリングするにはつり下げ式ファイルフォルダやラベル、ファイルキャビネットが必要で、スペースが取られる。また、整理されていない書類棚があれば、いつか向き合わなければならない書類が引き出しの中にたまっていることを思い出し、不安になってしまう。こうした書類に向き合うのは今だ。書類を整理して、日常的に必要でないものは処分しよう。
5. 不要な家具や小物を処分する
不要なファイルを十分処分したら、今度は不格好な金属製のファイルキャビネットを処分できるかもしれない。その他にも本棚や椅子、照明、電気機器、時計などを整理しよう。
6. 広く開放的な卓上にする
卓上に散らばっているもので、なくてもやっていけるものは全て一掃しよう。コンピューターや携帯電話があるのに本当に時計が必要だろうか? 一度に使うことができるペンや鉛筆は1つなので、それで十分なのではないか? ホッチキスやテープカッター、ノート、紙クリップホルダーなどの便利アイテムは、見えるところではなく楽に手が伸ばせる引き出しに収納しよう。処分できないものは、より良い収納先を見つけること。
作業場所の物を最小限にすることで、潜在能力を最大限引き出すことができる。このスペースを、より少ないストレスで、より多くの高品質な仕事をこなす環境にすることができるのだ。
オフィスを最小限の状態にすれば、どのような仕事をしていたとしてもうまくこなすことができる。そして物事を掌握しているときには、より多くのことが見えてくる。問題を予感し、可能性を夢見て、より多くのことを成し遂げるためのステップを踏み出すことができる。