カリフォルニア州で販売される新車の10%がEVで、米国の他州に比べて高いことを考えれば、EV充電所においてカリフォルニア州が米国トップであるというのも理にかなっている。EVの所有を促す政策も充電所の増加を促しており、EV充電所が多い地区ランキングの上位をカリフォルニア州市場が占める理由となっている。
カリフォルニア州でのEVに対する意識が高い理由としては、テスラが同州でEVを製造していること以外にも、排ガスを出さない「ゼロエミッション車」(ZEV)プログラムやEV販売奨励金プロジェクト、クリーンテクノロジーやイノベーションを支持する政治的傾倒、賃金が平均よりも高いことなどが挙げられる。
成長するEV市場を受容しているその他の住宅市場には、フロリダ、ジョージア、ハワイ、ネバダ、ニューヨーク、オハイオ、サウスカロライナ、テキサスがある。こうした市場はカリフォルニア州内のEVに優しい地域と比べればはるかに手頃だが、分析によると住宅販売価格中央値は周辺の大都市圏の中央値の1.5倍で、米国の平均住宅購入価格中央値と比べても倍だった。