ライフスタイル

2019.05.11 15:00

ジェントルマンのためのイット・バッグ


森岡:内部のポケットもかなり大きめなので、携帯や筆記具など、いろいろな携帯品が入れられます。ポケットにはシルバーのメタルプレートも付いていまして、開けるとこれがキラリと光るワケです。そのポケットにフェンディの「FF」ロゴをあしらったモデルもあり、バリエーションも豊富です。

小暮:ロゴやプレートのさりげない使い方にもセンスを感じますね。

森岡:女性の場合は言わずもがなですが、男性でもバッグは着こなしの主役を担うアイテムです。これひとつでスタイルを何倍も格上げできるバッグではないでしょうか。

小暮:ホワイトとブラックではサイズが違うように感じますが。

森岡:「ピーカブー エックスライト フォー メン」はサイズが2種類あります。「フィット」と「レギュラー」で、黒が「フィット」で、ホワイトが「レギュラー」です。基本はハンドルが付いたトートバッグのデザインですが、2種類とも、ショルダーストラップが付属されていますので、2WAYで使えます。

小暮:なるほど。収納力もありそうですので、オフィスから週末の旅行まで、ビジネススタイルからカジュアルスタイルまで、マルチパーパスで使えますね。

森岡:力強さがありながら、非常にソフトな構造には、メンズバッグの新しい魅力を感じますね。女性がこの「ピーカブー」に魅せられる理由もわかる気がします。

小暮:フェンディは老舗ブランドですが、進取の気性を感じるブランドだと思います。2019年の秋冬コレクションのルックを見ていましたら、なんと日本の「ポーター」というバッグブランドとコラボレーションしていましたよ。

森岡:「ピーカブー」というアイコンバッグをもっていながら、さらに挑戦する気概。その精神こそ、現代の老舗のあり方だと断言できます。

森岡 弘◎『メンズクラブ』にてファッションエディターの修業を積んだ後、1996年に独立。株式会社グローブを設立し、広告、雑誌、タレント、文化人、政治家、実業家などのスタイリングを行う。ファッションを中心に活躍の場を広げ現在に至る。

小暮昌弘◎1957年生まれ。埼玉県出身。法政大学卒業。82年、株式会社婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。83年から『メンズクラブ』編集部へ。2006年から07年まで『メンズクラブ』編集長。09年よりフリーランスの編集者に。

photograph by Masahiro Okamura | text by Masahiro Kogure fashion direction by Hiroshi Morioka | illustration by Bernd Schifferdecker | edit by Akio Takashiro

この記事は 「Forbes JAPAN 地方から生まれる「アウトサイダー経済」」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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