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2019.05.08 17:30

中国の美容整形アプリ「So Young」が米国で上場、200億円を調達

Veles Studio / shutterstock.com

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中国の美容整形情報アプリ「So Young(新氧)」を運営するSo-Young Internationalは5月2日、米ナスダック市場に上場を果たし、株価は大きく上昇した。

5月3日のSo-Young株は14%高の20.77ドルで取引を終えた。同社は今回のIPOで1億7940万ドル(約200億円)を調達した。上場初日の株価は13.80ドルだった。

So-Youngは中国で最も人気の美容整形情報アプリで、クリニックの検索や口コミ情報の入手が可能だ。

同社の出資元にはTrustbridge PartnersやOrchid Asiaなどがあげられる。CEOのJin Xingは約16%の株式を保有し、現時点の資産額は3億ドルと推定される。

2017年のSo-Youngの売上は2億5930万元だったが、2018年は前年比138%増の6億1720万元(約103億円)に達し、ドル換算で約800万ドルの純利益を計上した。So-Youngの月間アクティブユーザー(MAU)は昨年、140万人に達した。

出資元のTrustbridgeは中国の会員制Eコマースサイト「Yunji(雲集)」にも出資している。Yunjiも先日、ナスダック市場でIPOを実施し1億2100万ドルを調達していた。

Yunjiの2017年の売上は64.4億元だったが、2018年には前年比102%増の130.2億元にまで増加した。

中国企業の株価は昨年の秋から年末にかけて、米中の貿易摩擦の懸念から下落したが、その後は回復基調にある。アリババの株価は5月3日、昨年夏以来の最高値となる195.21ドルをつけた。

編集=上田裕資

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