5月3日のSo-Young株は14%高の20.77ドルで取引を終えた。同社は今回のIPOで1億7940万ドル(約200億円)を調達した。上場初日の株価は13.80ドルだった。
So-Youngは中国で最も人気の美容整形情報アプリで、クリニックの検索や口コミ情報の入手が可能だ。
同社の出資元にはTrustbridge PartnersやOrchid Asiaなどがあげられる。CEOのJin Xingは約16%の株式を保有し、現時点の資産額は3億ドルと推定される。
2017年のSo-Youngの売上は2億5930万元だったが、2018年は前年比138%増の6億1720万元(約103億円)に達し、ドル換算で約800万ドルの純利益を計上した。So-Youngの月間アクティブユーザー(MAU)は昨年、140万人に達した。
出資元のTrustbridgeは中国の会員制Eコマースサイト「Yunji(雲集)」にも出資している。Yunjiも先日、ナスダック市場でIPOを実施し1億2100万ドルを調達していた。
Yunjiの2017年の売上は64.4億元だったが、2018年には前年比102%増の130.2億元にまで増加した。
中国企業の株価は昨年の秋から年末にかけて、米中の貿易摩擦の懸念から下落したが、その後は回復基調にある。アリババの株価は5月3日、昨年夏以来の最高値となる195.21ドルをつけた。