あなたの上司がメンターにはなれない理由

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メンターの見つけ方

ここまで読んでメンターが欲しくなったが、どこで見つけたらいいか分からないという人は、よく考えてみよう。米国ではフォーチュン500企業の70%がメンター制度を導入している。勤務先が大企業なら、メンタープログラムに参加するのは簡単なはずだ。自社にこの制度があるかどうか知るには、人事部や上司に問い合わせるとよい。

多くの人が自分の上司をメンターだと思っているが、これは大きな間違いだ。メンターは必ず上司以外の人でなければいけない。上司の主な役割は、あなたの個人的な成長ではなく、チームや会社の目標を達成すること。メンターシップは日々の業務を超えたところになくてはならない。また、部外者の視点を通じ、自分の弱みを完全にさらけ出し、オープンな状態になれることも大切だ。

もしフリーランスや、遠隔勤務、中小企業で働いている場合でも、方法は色々ある。インターネット上で検索すれば、地元の交流グループやメンタープログラムの情報が見つかるだろう。大学の卒業生ネットワークもメンターを探すにはうってつけの場所だ。リンクトインも使える。気になる人のプロフィールを見つけたら、勇気を出してメッセージを送ってみよう。

メンターになってほしい人に対し、自分が相手に感銘を受け、その経験から学びたいことを伝えれば、きっと相手は驚くほどオープンな姿勢で受け入れてくれるだろう。メンターとつながれたら、そこからが本番だ。米ケーセントリックの共同創業者、スティーブ・ワシントンの次の言葉を覚えておこう。「メンタリングは双方向だ。自分が努力しなければ、何も得られない」

編集=遠藤宗生

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