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I cover enterprise adoption of blockchain and cryptocurrency.

Photo by S3studio/Marcio Rodrigo Machado/Getty Images

米国最大の銀行と世界最大のソフトウェア企業が連携し、ブロックチェーン技術のビジネス利用を加速させようとしている。

5月2日、JPモルガンとマイクロソフトは戦略的パートナーシップを締結し、JPモルガンが開発したブロックチェーン技術「クオーラム(Quorum)」の普及を促進すると宣言した。

JPモルガンのブロックチェーン部門責任者のUmar Farooqは声明で次のように述べた。「当社は過去4年でクオーラムが成し遂げた業績を非常に誇らしく思う。世界中の組織でクオーラムは利用され、ビジネスや社会が抱える課題をブロックチェーン技術で解決している」

マイクロソフトとJPモルガンの2社は今後、企業顧客のブロックチェーン技術の導入を加速させていく。今回の声明で、JPモルガンのクオーラムは、マイクロソフトのAzure Blockchain Serviceを通じて利用可能な最初の分散台帳プラットフォームに位置づけられた。クオーラムの様々なツールがマイクロソフトのクラウド上に、シームレスに統合される。

2社の合意内容には、マイクロソフトが企業向けの技術協力やコンサルティングを行い、企業の利用を促進していくことも盛り込まれた。

JPモルガンは今年に入り独自の仮想通貨であるJPMコインを発行しており、マイクロソフトはJPモルガンをサポートする側としてブロックチェーン技術の普及を促進する。先日は時価総額が1兆ドルを突破したマイクロソフト内で、クラウドサービスのAzureの存在感は高まっている。

クオーラムは「イーサリアムのエンタープライズ・バージョン」という使命を掲げて始動した「許可制」のブロックチェーンプラットフォームだ。企業はクオーラムを活用することで決済プロセスを合理化し、サプライチェーンの透明性を高められる。

マイクロソフトのビジネス開発部門バイスプレジデントのPeggy Johnsonは今回の提携について、次のように述べた。

「デジタルによる変革は個々の組織の枠組みを超えて拡大しており、企業はビジネスプロセスを安全に共有できるソリューションを求めている。当社は真に革新的なテクノロジーであるクオーラムを採用し、Azureプラットフォームを通じて顧客らに提供していく」

編集=上田裕資

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