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──イタリア旅行での荷造りに関するアドバイスはありますか? またドレスコードはどうでしょう?

海外旅行をする米国人はディズニーランドで過ごす1日のような格好をしていることが多いが、イタリア人はさわやかなジーンズに襟付きシャツといういでたちでも「ラ・ベッラ・フィグラ(良い第一印象を与えること)」ができる。それをまねること。

教会では敬意を示すため、肩と膝を隠すべきです(スカーフやショールを肩にかけるだけでかまいません)。野球帽やTシャツ、短パンはハイキングで使いましょう。

──また行きたいと常に思うようなイタリアの都市や地域はありますか? またその理由は?

私は1990年、夫と一緒にポルトエルコレを訪れ、当時は質素な宿だった海沿いのイル・ペッリカーノに泊まりました。私はそこで「残りの人生は毎年ここに戻ってきたい」と宣言しました。それから私たちは毎年、今や世界的な高級リゾートとなったホテルに少なくとも数泊して、それから近くの場所に宿泊しています。

イタリアについて書いた3作の草稿は、トスカーナの海岸を臨む丘の斜面の家で執筆しました。私たちは友人と食事をして笑ったり、泳いだり、ボートをこいだり、何もしないことの甘さをかみしめたりしています。

──イタリア以外の“恋人”はいますか? 他に好きな旅先は?

私は結婚して40年になるので、元々浮気はしないタイプかもしれません。でも、夫と私は欧州の他の都市やニュージーランド、オーストラリア、南太平洋諸島と“浮気”したことがあります。最近では、米ワシントン州のサンフアン諸島を探索し、とても気に入りました。私たちはカリフォルニア州ボデガベイに住んでいるので、目の前には素晴らしい海岸が、裏にはワイン生産地があり、手軽に旅行ができます。

──それほど好きな場所を去った後、どのように現実に戻りますか? どうやってイタリアの一部を母国に持ち帰るのでしょうか?

イタリア流「パッシオーネ(情熱)」の本当の贈り物は、それがあなたの一部になるということ。私たちは米国でもイタリア料理を食べたり、エスプレッソやプロセッコを飲んだり、イタリアのオペラを聞いたりして、イタリア流ライフスタイルを実践しています。

でもそれよりも大切なのは、私たちがイタリアから得たもっと深い教訓を吸収したことです。その教訓とは、感覚を大事にすること、思いやりを育むこと、家族や友人を大切にすること。そしてブルット(醜いもの)よりベッロ(美しいもの)を選び、制限なく愛し、人間的な精神を高めること。これ以上に魅力的なものなどあるでしょうか?

編集=遠藤宗生

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