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BCDトラベルで技術プロジェクト・グローバル危機管理担当副社長を務めるマーティン・ワイスキルヘンは「私たちは、顧客企業の出張者をケアする責務を果たすため、その支援に強い思い入れを持っている」と述べ、「出張者を守るための良質なプログラムを提供すれば、テロ攻撃やハリケーン、地震のような危機的状況だけでなく、交通事故や大気汚染といった日々のリスクにも対応できる」と続けた。

「大気汚染のリスクを緩和するため行動を取る雇用主は、従業員の健康を大切にしているという重要なメッセージを送ることができる。私たちは出張管理者にとって、大気汚染に関する情報収集や出張者のさらされるリスクの見極め、それに対する対応の計画がより楽になるよう本報告書を作成した」(ワイスキルヘン)

世界で人気の出張先トップ100に選ばれた都市のうち、PM2.5のスコアが最も高かったのはインドのデリーで、143と非常に高い値が記録された。2位はエジプトのカイロ(117)で、その後はリヤド(73)、北京(73)、ジッダ(68)、ムンバイ(64)、ドバイ(61)と続いた。

一方、北米で人気の出張先は全て、調査対象都市の中でもPM2.5の水準が特に低かった。トップ100に選ばれた米国の都市のうち35都市におけるPM2.5スコアは、WHOが安全と考える10未満だった。また、他の7つの米都市におけるPM2.5スコアはWHOが中程度と考える25を下回り、シカゴやヒューストン、ロサンゼルスがそれぞれ12、カリフォルニア州サンタアナが11、ダラス・フォートワース、インディアナポリス、ミルウォーキーがそれぞれ10だった。

カナダや、メキシコのほぼ全ての空港でも、米国と同様PM2.5の水準は低かった。北米の空港で、PM2.5が危険なレベルとされる25以上を記録したのはメキシコのモンテレイだけだった。

オーストラリアやニュージーランド、南太平洋諸島の出張先も、PM2.5のスコアは同様に低かった。欧州では、全体的に北米都市と比べてPM2.5のスコアが一段高かったが、特にアジアや中東では危険とされるスコアの25をはるかに上回り、他地域と比べて顕著に高かった。

翻訳・編集=出田静

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